ただ単純に湊人がしんぱいだったのもあるし、それに、この家で絶対の湊人をなかせたとなれば、ただじゃすまされないかもしれない。
そういう打算、と、何かとが混ざってどうしよう、とおれも泣きたくなる。
「…っ、ひろ」
「…なに…?」
ぎゅってしてきた湊人が、おれの名前を呼ぶ。
よくわからずに、なんとか慰めようと思って背中をぽんぽんってする。
「俺、ひろとセックスしたい」
「…ぇ、…?」
せっくす…?
聞いたことない言葉に、目をぱちぱちした。
「せっくすって、なに?」
「…愛情表現、らしいよ」
ぎゅってされたまま、返された言葉に、またわからなくなる。
あいじょうひょうげん?って、「紘は、俺のこと好き?」と聞かれて「うん」とこくんと頷くと、「でしょ。なら、しないといけないんだよ」って嬉しそうに言うから、…?しないといけない?って?もっと話の内容がわかんなくなった。
ぽけーってしてる間に、また片手でほっぺを挟まれてちゅーされた。
「んぐ、っ、」べろがまた入ってくるから、ぞわっとして、やだって口の中で言いながら胸をおしかえそうとするけど、今度はさっきみたいにいかなかった。
口の中をべろであらされる。
唾を飲む間もなく隅々までされて、息がうまくできなくて頭がくらくらした。
ソファーに倒れ込んでる間に、ズボンを脱がされて、
「紘のちんちん、ぷにょぷにょでかわいーな」
「んにゅっ、」
突然、ぬるぬるしたものでちんちんが包まれて、変な声が出た。
みれば、ぱくって、おれのちんちんを湊人が咥えてた。
「…――ぇ」
ひゅってフラッシュバックみたいに、思い出す。
(…これ、おじさんが湊人にやってたやつ、)
恐怖で、カタカタと震えた。
あれほどの怖さは今ないけど、どうやっても受け入れがたかった光景を、今、おれが湊人にされてる、…?
「んぅ…っ゛、」
口の中でぬるぬるってベロで舐められて、ぞわぞわする感覚に、もう耐えられなかった。
急いで身体を起こそうとするけど、
「っ、ぁぅ゛っ、…うう、ぁ、う…っ、」
みな、と、何してるのって聞きたいのに、できない。