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「…首、絞められたんだよな。俺」


次の日の夜、ベッドに横になり、…自分の首に手をあててみる。

酒が抜け、まともになった頭で反芻する。

「なんてね。冗談だよ」とあの後言われた。「久遠クンに嫌われたいわけじゃないから」と。


「…嫌じゃなかった、って言ったらなんて言うかな」


画面には【成瀬】と表示されたライン。ぽちぽち、と文章を打ち込み、

(……いや、何書こうとしてるんだ。俺)

今書いたばかりの文字を消す。

頭を振って、毎日繰り返される明日のために布団にもぐる。
もう一度…そっと…その場所に指で触れて

それから、暗闇で瞼を閉じた。

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