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けど、便器の前でうろうろするのもバカみたいで、だから、我慢し続けてて、
「…っ、」
顎からはなれ、髪に触れてくる手。
「…俺がいないと、夏空様は何もできないんですね」
何故か嬉しそうに目を細めて、よしよしと慰めるように撫でてくれるさっくんに、熱くなる頬を隠すようにぷいとそっぽを向いて吐き捨てる。
「…そうだよ。何か文句あるか」
「いいえ。文句なんてあるはずがありません」
ふわりと優しい笑みが返されて、ぎくしゃくする前に戻ったような錯覚に陥ってほっと安堵の息を漏らす
と、
「ですが、」
「……?」
小さく零された声音に、小首をかしげた。
「…このような、誰に見られるかもわからない場所で俺を煽ろうとするなんて、淫奔で不良生徒な夏空様には罰が必要です」
「…――っ、ひ、!?」
何かが、下腹部に触れる。
下を見れば、恐怖でおしっこを放出させる寸前のその場所に、ズボンの上からさっくんが手で触れてきていた。
「…っ、ぁ、」
制止は間に合わない。
にらめっこに集中してたせいか、いつのまにかベルトは緩められてて、しかもズボンのチャックを一瞬で下ろされる。
「…っ、冷た…っ、ぅ、ひ、…や、め…っ、!!?」
ズボンの内側、というか下着の中に冷たい手が潜り込んでくる。
すらりと伸びた長い指やゴツゴツした手で揉まれるってだけでもやばいのに、しかも異様に冷たい手にちんちんを鷲掴みにされて、喉の奥で悲鳴が上がった。
その肉弾を鷲掴みにされたままグチャグチャと揉まれ、しかも、ちんちんの根元の玉袋の裏側…肛門との間の部分をぐぐっと押される。
「…っ、―っ!や゛、!…ま、ほ、ん、と…っ、だ、め、…っ」
毛穴という穴から汗が発汗した。
冗談じゃない。やばい。やばい。
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