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(…桃井、の声、…)

瞬間、今の状況が頭のなかを駆け抜けていく。

隣のベッドの上で、ズボンと下着をずりおろされ、今まさに少しずつ尿を解放している高校生男子。オレのちんちん。

しかも真新しく温かいおしっこでぬれた下着と制服のズボンが今まさに漏らした証拠になってしまっている。


「…っ、(絶対にばれちゃだめだ。ばれちゃだめだ。ばれちゃだめだ)」


焦りと鼓動がさらに速度を増す。
けど、どれだけ必死に堪えようとしても、一度出始めた尿は止まってくれない。

むわああと匂いを発散させ、あっという間に手のひらから溢れ返っていく。


「…っ、ぁ、ま、って、ま、…ぁ、う、…で、るな、って、だ…め、ぁ…」


制服やベッドを濡らすおしっこの温もりを感じながら、呆然と体を楽にしていく解放感に涙を流して絶望する。

それでも、それでもと痛いくらいにちんちんのさきっぽをつかみ、ばかみたいに壊れたおしっこの穴を閉じて、でも、それも今更だった。


「……ぅ…ぅ、ぁ、」


じわぁああと広がる温度。

あぁああと言葉にならない涙が滲んだ。

(なんで、なんでこんなことに。おもらししたなんて、絶対にばれたくない)

シーツに零した涙とか汗とかおしっこがすべて零れて染みを作る。

自然と出る涙と声を殺しながら、
そうやってただお尻や肌、手を濡らすじっとりとした不快な湿り気が、これ以上広がらないようにするように精いっぱいで。

だから、

本当なら一番警戒しておかないといけない、
……すぐ傍にいるはずの相手のことなんて、気にする余裕はなかった。


「――そうですね」

「っ、っ!!ぁ゛ひッ!?」


ぐちゅ…にゅぽ…

我慢して我慢し続けて、やっと解放できたおしっこを出しながらぷるぷると震えているちんちんを突然握りこまれる。


「ぁ゛、ぁ、や、な、ん、」

「淫猥な生徒の音海くんが、どこで何をしようが、俺には関係ありません」


抱かれるようにして、そう低く囁かれる。

まだちょっとずつ出てるおしっこの穴を指で軽くにゅるにゅる擦り、ゆるくもにゅもにゅ揉まれて、ガクガクと震える。

今そうやってされると刺激が辛いのに、頭と体が痺れてるみたいににぶくて、すぐに振りほどけない。


「ぁ、ぁ、ああ、っ」


出てるおしっこを確認するような冷たい手の動きに、それだけでもビクビク反応して、腰が跳ね上がった。

しかもおしっこでぬるぬるの亀頭を激しく指の腹で摩擦され、上下にヌチュヌチュ扱かれれば、とんでもない激しい快感に悲鳴が上がりそうになる。


「――っ゛ぁ、ああ、!、ひ、や、や、」


弱い部分を把握されてるせいで、良いように裏筋に親指を這わせ、根元から先端までをリズム良くグチュグチュッて扱かれると、ビイイインって下腹部がしびれて、ちんちんに一瞬で血流が集まって勃起したのがわかった。
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