14
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夢を、見た気がした。
凄く懐かしくて…泣きたくなるような夢。
けど、起きた後にはそれがなんだったのか思い出せない。
暗い部屋。
いつにも増して長引く熱に、このまま衰弱死するのかなってぼんやり考えていた頃、
「…夏空様、」
ベッドの傍。
椅子に座っているさっくんが…「もし、熱が引いたら…の話ですが、」とオレの手を握ったまま言葉を零す。
「…学校に、行かれるのですか」
「?当たり前だ」
何を言っているのだろう。
風邪が治ったら、別にここで寝ている必要もない。
行くというか、学校は行かなければいけないものだ。
当然、返事は決まっているのに。
「…そう、ですか」
小さく消え入るような声が、
前髪が少しかかった暗い瞳が、何か思い詰めているように見えて…気になった。
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