宝石
トパーズ
今日は一日中どことなくそわそわしているのが自分でもわかる。指先に纏わせた閃光も、いつもより制御が効かなくなっているように見える。
それもそのはず、明日は久しぶりに元同級生の**と会う日だからだ。
元A組の皆を誘っても断られ、結局あいつを誘うことになったのは何かの運命なのかもしれない。
「あっという間に明日かよ。早えな……」
有り体に言えば、普通に元同級生と寿司を食いに行くだけ。
それなのに、**と俺が手をつなぐ、とか。互いの寿司を食べさせ合う、とか――結局、脳内をループしているのはそんな妄想ばかり。
不自然に思われずにあいつと触れ合う方法って、何かねえのかな。
「あー……何やってんだよもう……」
俺らしくもない、って?普段の俺の言動からすれば、あいつもそう思うんだろうな。
けどさ、考えてもみてくれよ。
好きな子に他の女子と同じ対応するような奴が、どこにいるんだよ。
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