宝石
ガーネット
この間、デュースに恋人ができた。だからオレも、もう一度恋人を作ってみようとした。燃えるのはデュースへの対抗心だけだと思っていたけれど、いつか本気で**に惹かれてしまうのではないかとも思い始めている。
「今日休みだろ?ケイト先輩に勧められた店があるんだけど行かね?」
「あそこね?構わないわ。そちらの寮長さんに叱られないように、時間を決めて会いましょう」
こんな風に時間を合わせ、恋人らしいことをいくつも経験している。互いの学校の都合もあり毎日は会えないけれど、そういうのも意外と悪くない。
「おまたせ。ここでいいのよね?」
着いた例の店。運ばれてきたチェリーパイを食べていると、デュースとその恋人らしき人を見かけた。
2人に見せつけるように。フォークに刺したチェリーパイを**の口に運ぶ。
「**、今いいか?」
「それを食べるのね?…ええ、ありがとうエース」
この関係が本物だと言える日は、きっと近い。
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