昏々、
一度眠りに落ちたあと、再び目を覚ましてしまうのは何度目か。
右脚の靭帯が断裂した痛みがぶり返してそれで目を覚ましてしまうことは何度かあったけれど、今日はそれではない気がする。熱を持て余しているというのだろうか、身体の奥で燻っているような――そんな感覚があるのだ。
「**、」
隣で眠っている彼女――**のことを考えて、むらついてしまったのだろうか。
するりと隣の布団の中に滑り込んでそっと身体に触れれば、それで起きてしまったらしい彼女がうっすらと瞳を開けた。まだ眠そうな目つきでこちらを見つめてくる彼女の体温は温かくて心地よくて、思わず抱きしめてしまう。
彼女は何も言わず俺の腕の中でされるがままになっているし、拒絶もされないから嫌がられてはいないのだろうと思う。そのまま彼女の身体を確かめるようにまさぐっていけば、くすぐったそうに身を捩るだけでやはり抵抗はなかった。
「んん……あれ、豹馬、くん……?したい、の……?」
「……ん、」
「その……ご奉仕?しようか……?」
「いや、いいよ。そういうんじゃないんだ……それじゃ、収まらねえ、」
深夜2時にいきなり叩き起こされてしゃぶらされるなんて可哀想すぎるだろうし、何よりこの熱は俺が**に触れなければ収まらないような気がして。
それに加えていつもよりも舌足らずな声がやけに色っぽく感じられてしまって、彼女の腕を引き口付けた。互いに横を向いた状態で最初は触れるだけ、それから角度を変えて何度も深く唇を重ねていけば徐々に息苦しくなったのか、とんとんと胸元を叩かれた。
「ふぁ……ん、ぅ……♡」
酸素を求めて開かれた口に舌を差し入れ絡めていけば、次第に**の吐息にも甘さが混ざっていく。それが嬉しくてもっと味わいたくなってさらに激しく貪るようにキスをしていれば、そのうち背中に回されていた手が弱々しく震えだす。それに気付いて一旦口を離せば、名残惜しむかのように唾液が糸を引いた。
ぷつりと切れたそれを舐め取ってやりながら頬を撫でれば、彼女はぼんやりとした表情のままこちらを見上げてきて。
「豹馬くん……」
熱に浮かされたような声で名前を呼ばれてしまえば、もう止まれなかった。そのまま布団に押し倒して首筋に顔を埋めれば、シャンプーの香りなのか甘い匂いが強く香ってきて頭がくらくらしてくる。
ちゅっ、ちゅっと軽く吸い付き痕を残しつつ服の下に手を潜り込ませていけば、**の口から小さな喘ぎ声が漏れ出す。それに興奮を覚えながらも下着をずらしてて直接胸に触れ、胸全体を包み込むようにして揉みほぐしながら先端を指先で弄んでやれば、ぴくりと反応しながらも気持ち良さそうに身悶えていて。
「あっ、あ……♡んっ……♡ひょー、まく……♡」
**のほうからも求めるように抱き着かれてしまい、そのことにますます煽られる。そのまま手を動かし続けていれば、やがてそこはピンと硬く勃ち上がり始めて。
少し強めに摘まんでやれば、びくっと身体が跳ね上がると同時に一際大きく響いた声。それは普段の彼女からは想像できないほど甘く艶やかなもので、それだけでもかなりクるものがあった。
「**、」
もっと、もっと。
**の可愛いところを見たくて、もっともっと乱れさせたくなってしまって。彼女のスカートの中に右手を滑り込ませショーツの上から触れたそこは既に蜜で潤っていて、軽く擦り上げただけでぐちゃぐちゃと水音が聞こえてきた。
そのままショーツを脱がしゆっくりと中指を沈めていけば、彼女は痛がることなくすんなり飲み込んでいく。そのまま指を増やし奥までかき混ぜるように動かしていく度に絶頂に近づいているのか、腰ががくがくと揺れ始めた。
そして――指先が既に知り尽くした弱い部分を掠めた瞬間、彼女の身体が大きく仰け反った。
「あ、ああ……っ♡んんっ……ん〜〜〜ッ♡」
「……イった?」
耳元で問い掛ければ、こくりと小さく首を縦に振る**。まだ余韻が残っているらしく荒い呼吸を繰り返す彼女の中から指を引き抜いてみれば、どろりと溢れ出てきた蜜がシーツに大きな染みを作っていて。それがたまらなくいやらしい光景に見えてごくりと唾を飲み込み、寝間着のズボンとパンツを下ろす。
最低限のマナーとして熱を持ったそれに手早くゴムを被せこそしたものの、それ以上はもう優しくしてやれる余裕はなさそうだ。
彼女の両脚を広げさせ、蕩けきったそこにあてがい――衝動のまま、一気に貫いた。
「ひっ、あ……〜〜〜〜〜ッ♡」
どうやら挿れただけで再び果ててしまったようで、きゅうっと強く締め付けてくる膣内に持っていかれそうになるのを堪えながら律動を開始する。ぎりぎりまで引き抜いてから最奥目掛けて勢いよく打ち付ける度に、結合部からぱちゅんぱちゅんと肌同士がぶつかる音が鳴って。
快楽を逃そうと頭を振り乱している**の口からはひっきりなしに可愛らしい声が上がり続け、その様子にますます火がついてしまう。
「あっ、あうっ……♡豹馬くんっ、激し……激しいよ……っ♡」
「ごめん、止められねえ……っ、」」
「ふぁ、ああっ♡また、また来ちゃ……っ♡あ、あぁっ……!♡」
「……っ、**、出すぞ……!」
ぎゅっと背中にしがみつきながら、再び**が達する。全て搾り取ってしまうように締まる彼女のナカに俺も限界を迎えてしまい、やがてゴム越しに欲望を吐き出した。
引き抜く際に余韻でぴくぴくと身体を震わせる彼女にまた興奮してしまうけれど流石にこれ以上はまずいだろうし、何よりもう夜は明けかかっている。差し込む朝焼けの光の中、二度寝してしまっている彼女の頭を撫でた。