4(女主視点)
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「…い…ぉい…おい」
「…ふぇ…え!?」
空飛ぶポストの夢から覚めると、そこには不機嫌そうな男の子がいた。
「…ぉ、おはようございますぅ〜?」
不機嫌な理由は分からないけど、挨拶は大切なので朝の挨拶をする。
「寝ぼけてる場合じゃないぞ、“ユエ”」
「ユエ?」
それって、私の名前なのかな?
「…何となくユエだと口に出たんだが…違うか?」
「と言われても、ここは何処、私は誰状態だったりしますっ」
「ここは“ふぁ・でぃーる”っていうせかいだよ。」
「へぇ〜、ファ・ディールかぁ…」
「…おい…何と話してる?」
「ん〜?えーと、サボテン?かな?
かわい〜ね君、何て名前?」
「ぼくはさぼてんくん。」
「サボテン君って言うんだぁ♪
ヨロシクね♪」
「うん。よろしくユエとユウト♪」
あぁ、この片言チックな喋り方といい、つぶらな瞳に口許の曲線に頭の花、それでいてキリッとした眉に刺…
抱き締めてしまいたいけれど、刺が刺さると痛いかも知れない…
でも、痛いのを乗り越えた先には甘い抱擁が…
ツンカワ…♪
「あれ?ユウトいない。」
そう言ってサボテン君は、キョロキョロと愛らしく周りを見渡してる。
きゃ〜、かわい〜!!