5(男主視点)

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「や〜〜〜!無視イヤ〜!!」


サボテンと話すユエを置いて階段を降り、出入り口らしき扉を開けると、人型キャベツのような生き物がいた。
俺をジッと見詰めている気がしたが、横をすり抜けて行こうとしたら、俺の腕を掴んだ挙げ句にジタバタと暴れ出した。


「ボクに話し掛けてよ〜〜!!!」


一体、何なんだ(呆)


「煩い…何だ?」

「ボク、草人(くさびと)。
 世界はみるひとのイメージでかわるんだって。
 知ってた?」

「そんな事は知らん」

「ボクが、ドミナの町があると思うからあるんだって。
 詩人のポキールも言ってたよ。
 世界はイメージなんだって。
 はい、これ上げる。」


草人はそう言うと、葉っぱの中から“積み木の町”を取り出した。


「これが、“ドミナの町”だよ。」

「そんな物はいらない」

「じゃあ、私が貰うね」


ひょこっと、前触れもなく現われたユエは、草人に抱き付きながら、それを貰っていた。


「ぁ…お、おい!?」

「丁度いい箱庭の置物ね♪
 早速置いてこよ♪」


は、箱庭?
そんな物あっただろうか?