・構って【前篇】※

(可愛い……)


正直、めちゃくちゃムラムラする。
今の桜華はだって、格好がエロイ。
キャミソールに、履いている意味があるのか?と思う位短いパンツ。
俺の視界にちらちらと映る胸元が、太ももが、欲を掻き立てる。


「桜華」

「んー?」

「……そろそろ俺にも構ってほしいんだけど」

「うーん、もう少し待って!あと少しで読み終わるの!」

「色々と我慢の限界なんだけど」

「後で沢山構ってあげるから、ね?」


そう言って俺の頭をよしよしと撫でる。
同い年のはずなのに、完全に子供扱いだ。
だけどそれが嫌じゃないって思ってしまう俺も相当やられている。


(俺にこんな風にしていいって思うの、桜華だけだし)


甘えられる人が少ない俺。
でも俺だって人間だから、甘えたいって思う。
それを叶えてくれるのが桜華で。
どんな時でも優しく、俺を甘やかしてくれる……それはもう、クスリの様なもの。
桜華なしじゃもう生きていけない。
桜華になら子供扱いされても、何でもよくて……むしろそれが快感だったりする。


「桜華……」

「もう少し!ね……?」

「ごめん、もう無理」

「え、精市?ひぁっ……」

「ん……」


後少しだって言葉ももう聞こえないふりをして、後ろから抱き締め首筋にキスをした。
それだけでも敏感に反応して声を出す桜華。
ああもう、だから可愛いんだよ。
そんな声聞かされて、止められる訳がない。


「精市待って、ね、お願い……」

「無理な相談かな……。って言うか、そんな恰好してるのを見せておきながら我慢を強いる方が酷だと思うよ」

「そんな、だって暑くて……っ」

「それでも、俺にとってはただエロくて誘われてる様にしか見えないの」

「せ、いち……」

「……さっきからずっと桜華に触れたくて仕方なかったから。それとも、本当に駄目……?」


ちょっと切なげに、それでいて甘える様に桜華を見た。
俺のこの表情に弱い事は勿論知っている。
桜華は少し困った表情をした後、小さくふわっと笑って見せた。


(ああ、その顔も好きだ)


「ううん、駄目じゃないよ。……ごめんね、精市の事放っておいて。よしよし」

「ん……ありがとう桜華。大好き」

「私も精市が大好きだよ……どんな精市でも大好き……」

「はっ……桜華っ……」

「あっ……」


可愛らしく好きと言われれば、俺ももう我慢がきかない。
キャミソールを一気にたくし上げると、すぐに桜華の可愛らしい胸が現れる。
もう乳首はぷっくりとしていて、俺に触られるのを待っているみたい。
それだけでも俺の性欲も自身も素直に反応する。


「桜華もえっちだもんね、知ってる……」

「あぁっ……あ、せ、いちっ……」

「ん、……ちゅ、はぁっ……」

「あっあっ、んぅっ……はっ……」


胸を揉みながら乳首を口に含んで舌で舐め上げる。
桜華は可愛らしく声を上げる……ああ、興奮するな。
赤ちゃんの様に吸ったり、たまに甘噛みしたり。


「ゃ、んっ……あ、ぁっ……せー、ちっ……」

「んー……はっ……桜華、可愛い……」

「あ、はぁ……せいいちは、えっちだよ……」

「それは桜華も……。それに俺がこんなにえっちなのは桜華だからだよ」

「はずかしい……」

「そんな所も可愛い」


俺は微笑んでから、再び行為を開始した。
愛でる様に、身体中にキスをしながら下半身へと触れる場所を移動させる。
お腹辺りに触れた時に「くすぐったいっ……」と身じろぐ桜華は余りにも可愛い。
興奮しきって勃起している自身が苦しい。


「桜華、自分で脱いで?」

「えっ……」

「桜華が自分で下着まで下すところ、見たい」

「変だよせーいち……」

「変でも何でも構わないよ。……ねえ、お願い。脱いで見せて?」

「うぅ……」


俺の意地悪なお願いも、最初こそ戸惑うものの結局はやってくれる。
そういう所も可愛くて愛おしくて。


(だからこそ滅茶苦茶にしたいって思っちゃうんだよね……桜華には内緒だけど)


俺のそんな考え知らないまま、桜華はもじもじとしながらもズボンに手をかけた。
それだけで俺の喉はごくりと音を鳴らす。


「あんまり見ないで……」

「見なきゃ意味ないでしょ」

「えっち……ずるい……」

「俺が後で脱ぐ所見てもいいから」

「い、いいっ……!」

「ふふ、遠慮しなくてもいいのに」


桜華は「遠慮じゃないからっ!」って言いながらも、脱ぎ始めた。
どうやら、パンツも一緒に脱ぐらしい……桜華も大概エロイ。
ゆっくりと、でも確実に下がっていくそれを見ながら、俺は早くそこに触れたくて舐めたくて仕方なかった。


「せ、いち……っ」

「……うん、凄く可愛い。上手に脱げたね」

「ばかっ……」

「そうだね。……ねえ、ほら、足開いて見せて」


するっ……と太ももに手を這わせながらそこに唇を落とす。
ぴくんと小さく反応を見せる桜華。


(駄目だ早く射れたい)


止めどなく気持ちが溢れるのを何とか抑えながら、ゆっくりと開かれたそこに手を這わせた。








あとがき

久し振りに裏です。
夏の暑い日、桜華さんの自宅にて。
幸村君だってムラムラします、男の子だから。
続きはまた。