・構って【後篇】※

桜華はその後暫く俺のを舐め続けてくれた。
先端に舌を押し付けたり、カリを綺麗に舐めてくれたり。
俺も感じるのが止まらなくて大変だった。
何度イくのを我慢した事か。


「はっ……せーいち……っ」

「ん……ありがとう桜華……凄く良かった……(涎が糸引いててエロイ……)」

「恥ずかしい……」

「素直に褒めてるだけだから、受け取ってよ」

「うん……」


恥ずかしそうに、でもどこか嬉しそうにしている桜華に俺も微笑む。
そして再び桜華を寝かせると、秘部にそっと指を這わせる。


「さっきよりずっと濡れてるね……俺の舐めて興奮したんだ?」

「あ……ちが……」

「んー?違うの……?でも凄いよ、ほら……」

「やっ……もう、見せなくてもいいからっ……」


指に塗りたくった愛液を桜華に見せてやる。
ねちゃっと糸を引くそれは、先程のフェラを思い出させて興奮する。
桜華は目を逸らしてはいるけれど、足をもじもじとしている辺り触ってほしいんだろうなあって。
俺は小さく笑うと、再びそこに指を這わせた。


「音も聞こえるでしょ……?ほら、もう漏らしてるみたいだね」

「や、ぁっ……も、やだっ……ぁっ……」

「指も……ああ、すぐに二本入っちゃうね……」

「ひぁっ……んっ、せいちっ……」


ぐちゅ……と音を立てながら俺の指を飲み込んでいく桜華のそこは、熱くとろとろになっていた。
それでいて待ち侘びていたかのようにきゅうっと締め付ける……エロ過ぎて困る、桜華の身体は本当に。
入れた指で中を擦りながら、痛くない様に出し入れする。
たまに敏感な場所をつんつんとしてあげると、また可愛らしく鳴いてくれる。


「あぁぁっ、あぁっ……はっ、っ……ひっ……」

「はっ……桜華、可愛い、可愛い……どんどん濡れるね……」

「あ、あ、っ……いちっ……せーちっ……」

「もう、欲しい……?俺の……欲しかったらおねだりして……?」


中と同じ位にとろとろの表情の桜華は余りにも官能的で、俺の喉もごくりと鳴る。
桜華ももう我慢の限界なのか、きゅうきゅうと指を締め付けながら小さく口を開いた。

俺の待ち侘びた瞬間だ。


「せーいちの、おっきいの……ほしいっ……ぁ、っ……桜華の中にちょうだい……?おねがいっ……せーいちでいっぱいにしてほしいよ……」

「はっ……そんなエロい事、俺以外には絶対に言わないでね……っ」

「せーいちにしかいわないっ……っ、あぁっ……!」

「っ……」


自分を求められて、俺だって理性は崩壊する。
欲望のままに、桜華の中に自身を一気に挿入した。
熱くとろけるそこに包まれ、思わずぶるっと震える。
射れただけでイきそうになってしまう程、桜華の中は気持ち良くて最高なんだ本当に。


「はぁっ……凄い桜華、っ……」

「せ、いちっ……ぁ……っ」

「ふふ、どうしたの……?今きゅうって俺の事締め付けたね……?」

「……せいいちのかおが、えっちで……っ、どきどきした……」

「(何それ可愛い……)桜華の顔はセックス始めてからずーっとえっちだけどね……?」

「ひぁんっ……!」


耳元で囁きながらぐっと自身を押し込む様に腰を動かしてみた。
それだけで甲高くなく桜華……ああもう、どうしようもなく可愛くて堪らない。
俺にぎゅうっとしがみついて小さく震えるその姿も、ただ俺の滅茶苦茶にしたい衝動を煽るだけ。


「……激しくしていい?」

「ぁ……う、ん……っ、せーいちのすきにして……いーよ……」

「っ……ねえそう言うのどこで覚えてくるのかな……(駄目だ駄目だ、可愛過ぎて本当にどうにかなりそう)」


小さく微笑みながらそんな事を言う桜華に、我慢なんて出来る訳なくて。
俺は無我夢中で桜華の唇を奪うと同時に、腰を動かし始めた。


「んっ、んーっ……はあっ……んっ……ぅ……」

「はっ……んっ、ふ……っ……」

「はぁっ、はぁっ……せ、ちっ……あぁっ……」

「っ、桜華っ……桜華っ……」


気持ち良過ぎて止まらない。
ぐちゅぐちゅ、ぱんぱん……同時に聞こえるいやらしい音と、桜華の喘ぎ声に聴覚からも感じてしまう。
どうしようもない興奮。
本当何度でも思うけど、何かのクスリでもやっているかのような、そんな気分。
頭の中が快楽で満たされて、もうそれ以外何も考えられない。


「あっ、あっ、んーっ……はぁっ……」

「桜華、っ……はっ……」

「せーいちっ……あんっ……もっと、もっと……ぁっ……」

「ほんと、っ……エロイっ……くっ……」

「あぁぁっ、ぁ……きもち、いっ……あっ……」


もっとなんておねだりされたら聞かない訳には行かない。
桜華の腰を掴んで、さらにぐっと自身を押し込む様にするとより可愛い声が聞こえる。
奥の方を突かれるの、大好きなんだよね桜華は。


(可愛い可愛い可愛い……桜華、可愛い……好きだ、本当に好き……)


俺の好きが溢れる様に、腰の動きが止まらない。
でもそれだけじゃつまらなくて、桜華からの好きも感じたくて。
俺は桜華の身体をそっと起こし、そのまま今度は自分が寝転がった。
つまり、騎乗位だ。


「あ、せーいち……?」

「ふふ、良い眺めだよ」

「そういう事言わない……」

「本当の事だからね。……ねえ、俺の奥まで入ってる?」

「っ……うん……」

「桜華、次は桜華が動いて……?」

「や、だ……」

「だめ……ほら、ゆっくり前後に動いて……」

「っ、ぁっ……」


桜華の腰を掴んで手助けするように動かしてやると、それだけでまた可愛らしく鳴いてくれる。
この体位、俺大好きなんだよね。
桜華の顔もよく見れるし、何より彼女が動いてくれる様子が最高にエロくて扇情的。
最初はやだやだ言ってても、快楽には勝てない桜華は結局自分で動くんだもんな。


(ああ、どうして桜華はこんなにもえっちで可愛いのかな)


「あっ、あっ、あぁ……はっ……っ」

「っ……ぁ、桜華……っ」

「せ、ちっ……きもち、いっ……?んっ……」

「気持ちいいよ……桜華、上手……」

「ぁ……っ、えへへ……よかったあ……」


ふにゃりとした笑みに、ぞくっとした。
だめだ、我慢がきかない。
もっと桜華がほしい、ぐちゃぐちゃにしたい。
俺の欲はどこまでも止まる事を知らなくて。
桜華に任せていた動きを、今度は自分が受け持つ。


「ひぁぁっ……ぁあっ……せいちっ……」

「はっ……ごめん桜華、もっと桜華がほしいっ……っ」

「ぁ、ぁ、っ……ぁあっ……」


より甲高く鳴くその声に俺自身が再び反応する。
まだ大きくなるのかと自分のそれに感心しながらも、それでより桜華を快楽に導けるかと思うと興奮する。
結局何したってどうなったって、俺は興奮する事を止められないし、桜華を愛する事を止められない。


「桜華っ……桜華っ……はぁっ……」

「ん、ぁ……いちっ……せー……いちっ……」

「もうそろそろ、俺っ……」

「あっ……」


自らの限界を感じた俺は、体勢を正常位に戻した。
やっぱりイく時はこの体勢がいいんだよね。
桜華にしがみついてもらいながらイきたい。
それをちゃんと分かってる彼女は、体勢が変わると同時に俺に抱き付いた。
中がよりきゅうっと俺自身を締め付けるのが分かってすぐにでも出そうになる。
桜華ももう限界なんだよね。


「イきそうっ……?桜華っ……」

「ぁぁっ……っ、う、んっ……も、もうっ……」

「はぁっ……はっ、っ……桜華っ……いいよっ……俺もっ……っ」


余りの気持ち良さに歪む顔をそのままに、俺は腰の動きを速めて昇り詰める。
桜華の弱い所を何度も何度も突いて、彼女への快楽も忘れない。
上がる息、迫る快感。


(桜華とのセックスは本当、最高に気持ちいい)


「あっ……あーっ……っ、せい、ちっ……すきぃっ……」

「くっ……ぁ……桜華俺も、好き、だからっ……」

「ぁぁっ……ぁ、あっ……――」

「っ……くっ……ぁ……――」


ぎゅう……っと桜華の中で俺のが締め付けられて。
それは桜華が快楽に溺れ限界を迎えた……簡単に言えばイった証拠。
俺もその締め付けに反応するように腰を数度動かしてそして達した。


「は、はあ……ぁ……」

「桜華……」

「せーいちぃ……」

「ふふ……凄い、桜華の中まだ沢山締め付けてくるね……」

「それは……だって……っ」

「うん、俺のに感じてくれて、イったからだよね?まだ気持ちいいの……?」


そう桜華の頭を優しく撫でながら尋ねると、少し恥ずかしげな表情を見せ彼女は答えた。


「……せいいちのが私の中にいる間は、ずっとずっと、気持ちいいんだよ……」

「!」

「せーいち……?」

「……あーもう、終わった瞬間にそれは駄目だから桜華。ずるい」

「えっ……?……あっ」

「また俺の事興奮させて、全く……いけない子だ」


俺のは再び元気を取り戻した。
うん、だってさっきのは余りにも可愛過ぎるし誘われてるとしか思えない。
桜華も満更じゃないって俺は知ってるよ。
だからこそ、安心して何度でも抱けるんだ。


(今日は何回桜華をイかせられるかな)


そう考えながら、俺は小さく微笑んだ。







あとがき

ただただえろいことをしているだけでした。
桜華さんの可愛さに幸村君の欲は止まる事を知りません。