06 俺の理解が追いつく前に、暴力的なまでに太い何かが、俺の後腔にあてがわれた。 「待って…!やめ…、――――ッッッ!!」 それは俺を股から真っ二つに引き裂こうとするかのように、俺のナカに無理矢理押し入ってくる。俺の後ろがみちみちと嫌な音を立てる。 先ほどの舌とは比べ物にならない程の強烈な痛みと圧迫感に、呼吸を忘れる。眼球が飛び出んばかりに目を見開き、痛いほど歯を食いしばる。 「ぐ……っ、…ッ…、ッ」 狼は腰を進めながら、まるで俺を慰めるかのように舌で俺の背中をぺろぺろと舐める。壮絶な痛みに俺のモノはすっかり萎えて、しぼんでしまっている。 痛い、北折、助けてくれ。 内臓から引き裂かれる痛みに、俺は気を失いそうになる。だが、意識を失う寸前で、さらに与えられる痛みに、意識が引き戻される。いっそ失神してしまった方が楽なのに。 北折、北折、北折。 心の中で叫び続けても、助けは来ない。 想う相手は、俺のことを見てはくれない。 獣に凌辱され、人としてのプライドも引き裂かれる。 「―――アッッ!」 舌で嬲られた時よりも強烈に、ある一点を狼のモノが抉る。俺のナカのどこまでも暴けるそれは、俺のナカを自由自在に動き回る。 「…あっ、あっ…、あっ」 前立腺をごりごりと抉り取るかのように、硬いモノが擦りつけられる。先ほどまで痛みしかなかったのに、少しずつ快感の蕾が花開き始める。 人の男よりも、圧倒的に硬くて長いそれは、俺の最奥まで突き入れられる。ナカの突き当りに、先端ががつがつとぶつけられる感覚が、分かる。本来暴かれるはずのない部分までも、貫き通されている。 「…アっ、…んんッ、…あっ、ああっ」 狼が腰をゆるゆると動かすたび、感じる快感がどんどん大きくなっていく。痛みが麻痺し、甘美な感覚が俺を侵食していく。 洞窟に自分の喘ぎ声が響き渡る。自分の淫猥な声にさえも犯される。 みるみるうちに俺のモノは再び反り返り、先走りに己を濡らしていく。 俺を責め立てるように、狼の腰遣いがだんだんと早くなり、俺の最奥にがつがつと己を打ちつける。 「…だめだっ、…あ、…あ、イくっ、…イくっ」 俺は我慢できずに、自分のモノに手を伸ばし、一気に扱き上げる。 「―――あぁぁッッッ!!」 勢いよく白濁がほとばしり、腹や俺の顔にまでぱたぱたと降りかかる。 狼は長い舌で、放心状態の俺の顔にかかった精液を舐め取っていく。 -家庭内密事- -彼の衝動- |