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 この男の言う通りだ。
 女を抱けない俺は、男に抱いてもらうしかない。でも、俺のアブノーマルな性癖を理解して受け入れてくれる相手などいるだろうか。
 ともするとこの男なら…。
 無理矢理俺を犯す男に、いけないと分かりつつも、淡い期待を抱いてしまう。
 腰を抱えられた手に力がこもり、ぐっと腰を引き付けられる。
「…俺なら、受け入れてやれる」
 じょろじょろとナカで水音がする。腹の中に男の尿が注ぎ込まれている。
「…なっ、やめ…っ、や…、ぁ…ッ」
「だから知也も、俺を受け入れろ」
「…あ、ぁ…、…んっ…」
 腹に液体が溜まっていくのが分かる。男の全てを飲み込んでいく。
 まるで便器のようなひどい扱いをされているようにも見えるかもしれないが、俺にはそうは思えなかった。むしろ愛情を注がれているような気さえする。満たされていく。
 ひどくされることが、むしろ気持ちいい。
 もっとひどくされたいとさえ願ってしまう。
 杉村が腰を揺らすと、俺の腹がたぱたぱと音を立てる。
「知也のナカ、俺のでいっぱいだよ」
 杉村のモノが出ていくと、後腔から注ぎ込まれた液体が漏れだし、内腿を伝う。
「…ぁ、…」
 喪失感に、儚げな声が漏れる。
 後腔に力を込めても、せっかく注ぎ込まれた愛液が漏れ出てしまう。
 先ほど射精したにも関わらず、俺の前は屹立し、蜜に濡れている。
 物足りない。身体が疼く。
「…ぃ、やだ、…もっと…ッ」
 杉村に縋り付くようにねだると、男は生唾を飲み込む。
「分かってるよ。これで終わるわけないだろ」


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