乳牛とオーナー

※蘭の先天的半獣人化(乳牛)、小スカ


 人型乳牛の部屋に相応しい、ストレスが一切かからないよう考慮された部屋の中、欠陥品だと指をさされた笑い者の1頭と、家業を継いだある女の1人が、密着して搾乳作業を行っていた。

「ほら、無駄におしゃべりするからおっぱい垂れちゃってる」
「んぉッ!?♡♡でるぅっ♡♡でるか゛らやめて゛ぇッ♡♡♡ひッ♡イイィ!?♡い、いっぱい、ぷしゅぷしゅ……っ♡♡んはぁ♡♡」

 肌が弱いのか、機械をつけると胸全体が荒れてしまう繊細な体を持つ蘭は、毎回ここのトップに当たる名前に限界まで膨らんだ胸を手動で搾乳してもらっていた。
 これだけ手厚い待遇を受けてるにも関わらず、彼はこの刺激にすらも耐えられない、と身をよじるので、ハードスケジュールな名前が蘭の為にと1日付きっきりで対応をする。そんな日が今回も訪れたようだ。

「そろそろ慣れてよ、仰け反っちゃって」
「慣れてぇのにィっ♡♡オマエが揉むから……っ、はぁ……はふっ……」
「出が悪いから揉んでんでしょうが。ご飯あげてないわけじゃないのに全然肥えないし」
「んぎゅッ♡♡ちくびッ♡♡ちゅまむのだめぇ♡くる……ッ♡あ゛あ゛あ゛っ♡♡♡うあ゛ぁんッ♡♡と゛まんないぃいッ♡♡」
「おかげで半獣愛護団体から虐待疑われたんだよ?」
「やめて゛ぇえッ♡♡♡おっ♡おぉ〜〜ッ♡と゛まんねッ♡くりくりはやぁあっ♡♡ゆるち゛て゛ぇっ♡♡♡ふぁっ♡♡」
「まだノルマも出してもないのにココおっ立てて。アンタ別の人に飼われてたら今頃ステーキだよ」
「ごえっ、ごめんなしゃッ♡♡ちんちん叩かないでぇ♡♡♡んひっ♡」

 あどけない少年のような陰部のくせして、精液は精通時の量どころか成人男性以上を放つ子牛。
 しかし蘭が特化した個体というわけではなく、人型乳牛はみな、ヒトの数倍は精子を出す生き物と決まっている。

 乳牛としての機能は削られず、無理やり人間の型に押し込まれてつくられた為、体の内部構造もヒトとは異なる。もちろん乳牛とも。例えば乳腺が様々なところに張り巡らされているとか、牛のように胃がいくつもないとか。挙げたらキリがないくらい。

「あー、最近我慢させすぎてた?玉もすごい大きい」
「うっ♡うァっ♡たぷたぷすんなッ」
「はぁ……気持ち良くなってもらうためじゃなくて商売だからね。私に命令出来る立場じゃないよ」
「オォ゛ッ♡♡♡いた゛ぁッ、いて゛ぇよぉ♡きんたまちぎれるッ!いてぇっ、やめてぇ……」

 蘭は内股になってゆるゆる床に崩れ落ちて、最終的にはそこを守るように丸まってしまった。土下座をされている気分になるが、横から見れば太ももと胸の間には元気よく起立したピンクの性器があり、謝罪の不要が窺えた。
 それから名前は蘭の、"甘やかされないと本領を発揮できない特性"に酷くうんざりして、甘く熱い声で囁きかける。

「ああ時間が……。はぁ……らんちゃんは頑張っててえらいね」
「ふぅ……ひ……やだぁ……」
「やじゃないよ、全部きもちいね」
「やめろッ、きもちくねぇ、も、その手には乗らねぇからな……」
「……なにが嫌?教えて」
「なまえが」

 ハラハラと落ちる髪を耳にかけてやり「うん」と返す名前。

「なまえがオレに構うのは、ミルク売る為だから」
「それが嫌?」

 こんな泣き言を漏らすのは恥だ、と下唇を噛んで小さく頷く。首から上だけ見れば、長い片思いを恥じらいながら告げる美少女に見えるが、首から下は乳からも下半身からも下品な色の粘着した液を垂れ流す雄でしかない。

  名前は定期的にくるこの光景と出会しては痛む頭を抑え、規定量までの搾乳に挑む。どんな動物好きだろうと変態だろうと、この仕事を毎日笑顔で遣りこなすのは不可能に近い。
嘘だけが上手くなっていく職だ、と名前は肩を竦めた。

「ごめんね、でも蘭と一緒にいたいから、生きてくために搾ってるの。私に触られるの嫌だったら、機械でもできるから」
「んーん、ごめん……他の社員が名前さんに捨てられるのも時間の問題だって、それで不安になって……迷惑かけてるよな」
「よしよし、大丈夫だから。機械はどうする?使ってみる?」
「やだ」

 1度目を敢えて無視したのが仇となり、聞こえてなかったかと勘違いした名前に、地獄にも等しい「機械」の提案を2度もされると、蘭は普段の気怠げな態度とは正反対にすぐさま拒絶を示した。

「ヤダって言ってんじゃんっ……。名前と一緒にいたいのに、コレなんかに頼ったらもっとオレのこと見にこなくなるじゃん!」

 大量に体液を失っていくのが原因か、自律神経が乱れ、不安的な情緒のまま胸の内を晒す。どうにか手動の搾乳を継続させようと懸命に話すと、ふくれた胸がふるふる揺れた。

「わかった、ごめんね。ほらこっちもやるから、ここ意識して」

 触れられた時点から先程までの搾乳で、既にかたく反り返っていた蘭の性器がやわやわとなぞられる。そして彼女が垂れたミルクを潤滑剤のように用いて亀頭を擦ると、蘭はたまらなくなり、輪っかの形を作って止まった名前の手に向かって、無様にピストン運動を開始する。

「うっ、ちんぽ……っ♡♡ちんぽ、お♡おぉ……♡♡♡ひっ♡すぐでちゃうっ♡てぇきもちいっ♡やあっ♡でりゅ♡♡……うぅ゛〜♡♡き゛もち゛ッ♡♡♡も、がまんでき゛ねぇ゛〜♡♡ちくびでイきかけたちんぽでるッ♡♡♡こいのでるぅッ♡♡みるく゛ッ♡でっ、アっ♡♡でっ……るぅ゛う♡♡………………ォ゛ッ♡♡オォ゛〜〜〜ッ♡♡♡」

 名前がすかさずカップへ性器ごと入れると、勢いよく噴射する(人間でいう)精液と潮が計量目盛りをグングン追い越す。
 人体から出たザーメンとなれば言わずもがな、な味であるが、乳腺が張り巡らされた体から出るソレは、こってり濃厚なミルクの味がする。高価で特に上流階級に受けが良く、合法な薬物と言われるだけあってか非常に人気が高い。

「わぁ、偉いねぇ。さすが蘭、捨てられるなんて言ってきた職員は何もわかってないね」

 容器の中でタプタプと波打つ金の木に、彼女が喜ばないわけがない。
 乳を突き出し腰をくねらせ、余韻に震えながら耐える蘭の頭を、汚れていない手の甲でやさしく、それはもう優しく、報酬だと言わんばかりに撫でてやった。

「う……っ♡ふ……ふぁ……♡ほんと、オレ捨てられねえの……?へへ、そっか……」

 冷徹な人間すらをも同情させてしまいそうな、弱々しい笑みで喜ぶ蘭。
 ここの乳牛たちは、健康のために義務化されている散策を常日頃行っているが、そこでの蘭を知っている牛達からしたら想像もつかないような嫋やかさで、彼は掃除に移った名前を追いかける。

「わ、がまま、とか……言ってもい?」

 大分緩んだ三つ編みをゆるゆる弄り、彼女を見上げた。手中にある甘い香り(精液)に浸った濡れ雑巾に、蘭は自分がなんだか雑に扱われてるような気さえしてきて、それにくらりとしながら早口に褒美を催促した。

「……まだ足りない?イくの」
「ん、そぉ……。今日、後ろやんねぇのかなって」

 名前は期待に塗れた牛に内心ため息を吐き、折り畳んでいた雑巾を投げ置いた。


♡♡♡♡


「んぉー……♡♡♡やっ……べぇ゛ッ♡♡あなるキくぅ……♡♡んひ、ひっ♡どちゅどちゅ、すきっ、おっぱいくるっ♡♡きゃ、ううぅんっ♡」
「ここも乳腺張るもんね、仕方ない……」
「でぅうっ♡♡すって、しゅってぇ♡♡♡ごくごく♡♡ってぇ♡オレのおっぱい、ちゅうちゅ、ひてッ♡♡あ゛ッ!あひっ♡き゛もぢッ♡♡♡」

 色のない唇が、それこそ口紅を塗ったように熟れた乳首を捕食する。彼女が口の中へとそれを含むと、細い何本もの線を描いて、ミルクが勢いよく喉を潤していった。

「んぐ、うぅぅ♡♡おっぱいきもちぃッ♡♡あぐっ♡♡でてるぅう♡やだぁ、なまえにのんれほしっのぉ♡♡さくにゅ、きっ!だめぇっ♡♡♡ほかのやつらにのまれた゛く゛ない゛ぃいっ♡♡んイ゛イ゛ィ゛ッ♡♡でりゅッ♡うううっ♡♡」

 つま先立ちをした足がガクガク震え、性器は全く薄まらないミルクをアーチ状に飛ばしていく。またもや容器をどっぷりと満たすと、蘭はキスがしたそうに名前の唇に釘付けになって褒美を待った。

「ちゅーしたい?」
「したいっ、したい、な、たのむからッ……はぁ……ちゅう……!また1週間会えねんだろ……?ちゅーないとくるしい、1週間待てねえ……」
「はい、ちゅー」
「んん〜♡♡べろ出せよっ、やだ、こんなくっつくだけじゃやだぁッ」

 蘭にぺろぺろ舐められても名前は口を開かない。なぜなら彼にがっつかれるあまり、毎回口周りが涎まみれにされてしまうから。
 本来の蘭ならそんな下手くそなキスはしないが、いつ搾乳の担当が変わってしまうかもわからないため、蘭は毎回これが最後のキスかもしれない、と考え必死になっていた。

「ん、ちゅ……んちゅ……んん…………はあッ!?んぃいいッ♡♡でねっ♡もぉでねえかりゃああ♡♡ぢぬぢぬっ♡おっぱいちぬぅう♡しこしこやぁあッ♡♡♡あぁんっ♡♡イくッ♡みるくだしてッ♡ちんぽいぎゅ……っうううう♡♡♡」
「こら、後ろ下がらない」

 およそ人では痛みしか残らないであろう強さで、蘭のぷっくり腫れた乳首が伸ばされていくが、蘭は暴力的な快感にへっぴり腰になるだけであった。
 名前が全身を巡っている乳腺のツボを押していくと、蘭の噴射は勢いを増し、体の震えが止まらなくなる。

「んやぁっ♡やらやらぁあっ♡た゛ち゛ゅけ゛ぇええっ♡♡ん、ふぁッ♡ぢゅーぢゅっ♡きたぁ♡♡♡なまえのべろきもち゛♡♡ん゛ん゛〜〜っ♡♡イっぐぅぅうっ♡♡♡」

 ミルク噴射の凄まじい勢いに対して体が追いつかず、蘭は名前の服が汚れるのも無視して抱きつき、なんとか雪崩のように膝から崩れ落ちるのを防ぐ。

「ん♡んうっ♡♡ほんきぢゅー♡♡きたぁ♡ふぁっ♡んうう♡♡んぢゅッ♡♡んぢゅう……っ♡♡んんぉ゛ッ?♡あなるやめっんぢゅッ♡んんん゛ッ♡♡♡んお゛ッ♡んんぉおおっ♡♡♡」

 蘭が抱きついてきたのを利用し、しっかり彼を捕まえた名前は、弱った蘭をキスで責めながらも片方で乳搾り、片方で尻穴を虐めることに成功した。
 前立腺の近くにも乳腺が張っているため、2つのしこりをやさしく突くと、蘭のよっかかってくる力はどんどん強まり、産まれたての子鹿みたく頼りのない足になっていく。

「んぁ〜♡♡♡ぢゅっ♡ちゅうっ♡♡ん、ほぉッ♡♡♡でっ…………るぅ……♡♡おおお……♡♡ほっおぉぉ♡ア゛ア゛ア゛ッ♡♡とまんねっ♡♡びゅーと゛まんねぇ゛ぇっ♡♡♡いく゛ぅぅぅう♡♡♡」
「牛さんなんだからモーモーでしょ」
「いく゛っ♡はあっ♡もぉおっ♡♡♡もっ…………オオオ゛オ゛ッ♡♡♡イぐ♡もぉお゛オ゛オ゛ぁ゛ああ゛ッ♡♡♡♡んい゛ーッ!?♡♡でてりゅ♡♡やぁあき゛もち゛ッ♡♡ああっ♡あふっ……♡♡んぁ、んはぁ……♡♡」

 今度こそ無理だ、とは言うまでもなく、蘭の体が崩れていく。小さく喘ぎの混じった吐息を吐いて、だらしなく足をパカッと開いて降参を示していた。

「頑張ったねぇ、偉いねぇ。こんなに出せていい子」

 これには鬼と呼ばれる名前もご満悦で、今なら蘭の願い事なんてちょちょいと叶えてしまいそうだ。なんせ4回かそこら分の特濃ミルクが出ている。胸の方は一般に売られるミルクなため値段は大きくならないが、所謂精液の方なら、アルバイトにすらボーナスをやっても余るほどの値段になるだろう。

「掃除の人呼ぶから私の部屋においで」
「ん……へ……?ま、まじで、いーのっ?」
「頑張ったらご褒美って言ったからね、なんなら弟と一緒に来てもいいよ」
「は、うそだ、こんなこと……っ、うれしいっ、なぁありがとっ、せっかくだから竜胆も呼びてぇっ」

 蘭の呼吸が落ち着くと、名前は彼に可愛らしい牛柄のワンピースを着せ部屋を出た。
 初めて向かう名前の部屋では、一体どんな褒美が待ち受けているのか。もう部屋に行けるだけで十分な褒美ではあるが。

「あ、嬉ションしちゃったの」
「あ、あぁあっ、ごめっ、まだでる……っ、ごめんなさいっ」

 ミルクを出した後の尿は、人間と違って嫌な匂いもせず、それほど不快感なく片せるので彼女の怒りには全く達しない。

「いーよ、片付けさせればいんだから。それよりおっぱいもちょっと出ちゃってる?服が乳首のとこだけ濡れてる」
「でちゃった……うっ、耐性なくてっ、ごめっ」
「大丈夫大丈夫、そんなんじゃ怒れないほどの活躍してくれたからね今日は。ほらおいで」

 名前の部屋に呼ばれることが、なにを意味するか知っている牛や職員たちは、蘭を恨めしそうにして見送っていた。
 もしここで気に入られれば、名前は蘭を飼育から外して個人的なペットとして飼い慣らし、寵愛を施すと決めていて、それを知っている者は皆羨ましがるのだ。しかし彼はなにも知らないため可愛らしい質問をした。

「あの、さ……もしかして、へやよばれんの、って……オレが初?」
「んー、いや、前のは壊れてオークションに出したかな。変な性癖の金持ちに買われたから今生きてるのかもわからない」 

 蘭の顔が青ざめるよりも早く、竜胆の住む部屋に手をかけた名前は、蘭の「おねがいします、やっぱり1人がいいです……ッ!」という言葉を無視し、何もわかっていない竜胆に微笑んだ。

「名前さん、と兄貴……?」
「おいで、私のお部屋でご褒美あげる」
「まっ、まじでっ!?やった、やったな兄貴っ!」
「あ、や、ちがう……オマエはすっこんでろ、ダメだ、でてくんな……!」
「はぁ?独り占めすんなよ、ここまできたら何がなんでも着いてってやる」

 名前の中身は人格者ではなく、どこまでも経営や金、上部との繋がりに食いついていく、先代の意志を受け継いだ強欲なオーナーだと、何も知らない竜胆に冷や汗をかきながら、蘭はそう悟った。
彼らがヘマをしてステーキになるか、売り飛ばされるか、或いは更に気に入られて愛されるようになるのかは、蘭の頑張り次第だろう。

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