女たちの館

※灰谷姉妹がバツイチ子持ち(結婚相手、子どもへの愛なし)/お屋敷パロ/時代無視/アホエロ




 街の隅に、追いやられたような形で建てられた屋敷がある。地元の好奇心あるガキ大将や、イカれてると噂の老婆、家をなくし自暴自棄になった貧困層らも近寄らない、おどろおどろしい洋館だ。
 だが不思議なことに、暮らしているのは外観からじゃ想像もつかない華やかな二人の姉妹と、この街一番の貴族の屋敷から派遣されてきた優秀なメイドの計三人。うら若き女達であった。


♡♡♡


「蘭さまっ、いけませんよ、裸足で歩かないでくださいな!」

 何メートルもある大きな窓から差し込む太陽を背にめいっぱい浴び、屋敷のメイド、名前の一日が始まる。
 どうやら今日はようやく起きたかと思われた蘭が、ちょっと目を離した隙にはしたなくも裸足で屋敷を徘徊し始めたせいで、靴を履かせる手間が増えた様子だ。

「あー、るっせぇなァ。じゃあ名前が履かせろよ、ほらここ座っから♡」

 大広間を抜け、ダンスや歌のレッスン室へ逃げると、ピアノの上にこれまたはしたなく座ってみせる蘭。それを名前はスンとした顔で見たのち、キッパリ拒絶する。

「お断りします。以前それで無理やりクンニさせてきたの、忘れてませんから」
「うっわ、朝から名前の淫語聞けんのいいな、もっとなんかねーの?ほら、エロいこと言えよ」
「お話になりませんね、今日は入浴補助もなしにしましょうか」

 勿論こんなやりとりは、どこの国の屋敷を探したって見たこともなければ、大バッシングを食らうようなありえない光景だが、灰谷姉妹のメイドを続けていればこうなってしまうのも仕方がなかった。
 それにメイドがここまで感情を殺さず無礼な態度を取れるのには、理由がもう1つある。有り体に言えば、彼女たちは元々の主人と召使いの関係ではないのである。

 灰谷姉妹は、名前の本来の雇い主である男──名前の主人と結婚をしていたのだが、子を産まされると途端にお前らのように恐ろしい女は要らぬ、と離婚された末この屋敷に追いやられた。勿論名目上は、子を産んだ元妻たちの心体の回復に専念してもらうため、であるが。男は大量に子どもが欲しかっただけで、本妻は別にいる。その中でも位があるほど、女関係にはだらしのない旦那であった。
 名前はそんな男の下についている、旦那様ご贔屓の凄腕メイドであるため、彼女らの住処が移される前にも「あの姉妹の世話を頼むが、嫌になったら帰ってきていい」と言われていた。つまり灰谷姉妹に最終的な決定権はないので、名前の強気の理由はそこから来ていた。

「は?補助ナシの風呂とか絶対ヤダ。オマエに洗ってもらわないと綺麗にならねーんだけど。そんなんじゃオレどんどん汚くなって苔生えるかも。それでもいーワケ?」
「蘭様に苔が生えたら、是非街の博物館に寄贈いたしましょう」
「なに飾らせようとしてんだよ苔生えても愛せよ」
「できかねます」

 ピアノに座った蘭の踵をくっと持ち上げ、名前が素早くも丁寧に足を靴へ嵌めていくと、蘭はおとぎ話であるシンデレラの話を思い出し、名前を見つめたまま頬を紅潮させた。

「あら、お顔が赤いですよ」
「うっ、だって……くそ……」
「……そんな汚い言葉使わないでください」

 手をパタパタはたいて蘭を見上げる表情は、外から見ればただ呆れただけのメイドであったが、蘭からすれば毎秒、愛おしさにまみれたフィルター越しで見えていたため、そんな表情にさえ胸をときめかせ興奮した。

「なまえ……、我慢できねえ、お願い……」
「……お強請りを覚えたのはいいですが、あなた本当に二児の母ですか?」

 今その話は関係ない、と言わんばかりにそっぽを向いて、蘭は話を無理やり中断させる。すると名前は、この一連の流れごとなかったことにしたいのだろう、と捉えたのか、踵を返して竜胆を起こしに向かおうとした。
 しかしくっと引っ張られたスカートによって彼女の足は止まる。

「どうしました。ピアノから降りられなくなりましたか」

 日差しに包まれた蘭の顔は逆光で見えづらくあったが、目を細めると、耳まで真っ赤に染め上げ何か言い出そうとしているのがわかり、妙に背徳感のある光景になっていた。名前はその美しくも儚い表情に、これが旦那様に見定められた理由かと一人納得し、蘭へ近づく。

「おりれねぇ……」
「猫じゃないんですから。竜胆様も起こさないとですし」
「……しらね、キスしろ」

 蘭がそれこそ猫のように背を曲げ女の唇へと顔を傾けると、吐き出す言葉の割に棘のない面様で、メイドがキスに応じてやった。

「んっ、んぅ……♡ベロなめたい♡はぁう……っ♡んふ、はぁ♡吸って?おれのくちびる、ちゅうってしろよ」
「ぢゅっ……。……はい、おしまいです」
「んーん、やだ、もっと、おっぱいも張って痛えから……な?」
「なんで私が朝から人の親のおっぱい飲まなきゃいけないんですか」

 喋れば喋るほど、メイドとしての口調が荒さを増していくのを、削っている張本人の蘭は夢見心地なまま眺める。反対に、朝から熱っぽい視線を浴びるのは骨が折れるのか、名前はサッと立ち位置をズラしたが、主人の視線は関係なしにそれを追った。

「なんですか」
「いーから、な?ミルク溜まって乳が爆発したらどーすんだよ」
「美術館に寄贈しますか」
「芸術は爆発じゃねぇよ?」

 存外二人の会話のテンポが良いのも、蘭が妊娠中だった頃の世話はよく名前が請け負っていたからだろう。

 そんな名前がどうかはともかく、蘭は竜胆以外にここまで曝け出せる人間を知らなかった。子どもたちだって産んですぐ離されてしまったのだから、母になる前から今も、ずっと蘭の世界は竜胆と名前でできている。
 そのうちの貴重な一人を"しつこくしたら失ってしまうかも"という考えには何故か至らない蘭。相変わらず保険も遠慮も無しに胸を押し付ける暴挙に出ると、名前の鼻腔を甘い香りがくすぐった。

「はやく、はやくしゃぶって」
「はぁ……蘭様、お子さまには乳母が居たというのに、なぜこれほど乳首が肥大化してるのですか?」
「妊娠してたから仕方ねえだろぉ」
「いえ、それは存じあげております。乳輪が大きくなったのはそれが原因ですよね。ただ、このお屋敷に来てからですよ、乳首がこんなにぷっくりしだしたのは」
「ひゃっ、うううっ♡♡や、やぁ……っ♡♡」

 無遠慮な指が乳輪ごとぎゅむっと摘むと、蘭は身をすくめながらも胸を差し出す。不格好な体勢でメイドに乳を弄られているというのに、蘭は腹の奥で熱く蠢く何かを感じた。

「あっ♡あッ、でりゅっ♡♡」
「あなたがお乳をあげなくて正解でしたね、これでは子どもたちも驚くというものです」
「ちがっ、ううっ♡なまえに、さわられるとぉ♡はうッ……♡♡こーふんして♡こえでちゃうだけでっ」

 細い数本の白線が宙を目掛けてピュルピュル♡と飛ぶのを、蘭が無理やり名前の口へしまい込む。
 名前は眉を寄せながらも、大きく柔らかなそれを雑に揉み、主人の乳搾りに専念した。
 ただ途中、母乳が溢れるといけない、とハンカチを当てると「ん、おいッ……♡♡はぁ、なァ、オレ吸ってって言ったよな?」なんて珍しく蘭が叱ってくるものだから、名前は朝からかなり疲れてしまった。


♡♡♡


 この姉にして、この妹あり。彼女達の元夫はとんだドクズにせよ、鑑識眼だけは一級品を持ち合わせていたらしい。蘭の影に隠れていた竜胆の気随具合を見抜いた男は、彼が最初で最後だろう。

「なまえ〜、よごれたぁ、拭いて?」
「りっ、んどうさま……どのようなお食事の取り方をされたら、お胸にソースがつくのでしょう?」
「わかんねぇよ。……なあはやく拭いて?痒くなったらどうすんの?」

 竜胆は蘭よりも、人を懐に入れるのは遅いのだが、そこから先は崖を一生転がり落ちていくようなもので、一切の警戒心を解いてしまうことから傍若無人さに磨きがかかる。懐に入れたとて人を完全に信用しきらない蘭に比べたら、可愛いらしい妹君なことで、と笑えるような気もするが、放っておくとこれほど面倒な女もそうそういない。

「なあ〜また汚れたぁ、おっぱいのとこ」
「……竜胆様、どうやったら下着の中に収まっているはずのお胸に着くのでしょうか。しまってください」
「わかんねぇって、しまうから乳首痒くなる前に拭いて」

 竜胆は名前に触れてもらうまで、何度も何度もそれを繰り返したせいで彼女の反感を買った。最終的には静かな怒りが名前の指先に籠り、ナプキンでソースを拭くと同時にあたかも事故を装って竜胆の乳首を摘んだ。

「あ゛へぇっ!?♡♡♡んっ……♡はぁ……♡♡……おぉ゛ッ♡♡くりくりってぇ♡にゅーりんっ♡あ、もっとついてるっ、ほらぁ♡」
「こらっ、竜胆様!あなた今指でソースを!それどころか自分の体に塗りたくるなんて……!とても淑女とは思えませんっ」
「んだよ、淑女もソース零しちゃうのー。いいからとっ……ああんっ♡♡♡」

 最早目の前の食事を絵の具と見ているのでは、と疑いがかかるほどの躊躇のなさで、竜胆は自身の体に味付けを施す。これがホイップクリームやらチョコレートソースなら可愛らしさも多少はあれど、彼女が纏っているのは魚料理のレモン風味なソースだ。
 午前のうちに二人の母親の乳を触らないといけないメイドになにか救済を、と名前はいもしない神に願うばかりであった。

 その後も続けた自身の奇行により朝の屋内とは思えないほど体を汚してしまった竜胆は、またもやダダを捏ねメイドに体を清めてもらうことに。
 着替えさせたばかりのドレスをまた脱がせるのにはさすがのメイドも頭を抱え、竜胆の目が向かない背についたギャザーを思わず睨んでしまったのだが、バレていたらまたぶーぶー言われたことだろう。

「入んぞー」
「えっ、ねーちゃんっ、なんでっ」
「蘭様……なんであなたまで脱いでしまったんですか……もう……」

 普段は寂しげな大浴場が三人の声で一気に活気づく。二人は興奮から、一人は悲劇から出る声で。

「オレも洗ってもらいてぇもん。…………え、竜胆、オマエ毛生やしてんの?なんで?」

 蘭は竜胆の股座をガン見すると、訳が分からないという顔でそう尋ねた。この姉妹に恥じらいはないようだ、と無になりながら名前が竜胆の二の腕を泡で包む。

「え、や……名前がそっちのほうが、好きって……。あんまコイツの前で言わせんなよっ」

 結局話題だって物理的な距離だって、一時も自分から離れてくれない彼女たちに小さくため息を吐くメイド。しかし名前にはそんなことを言ったような記憶も朧気にあり、違うともキッパリ断言できないのだ。

「嘘だろ、コイツつるつるが好きだぞ」
「は?……だから姉貴は毛ねぇの?……名前、どーいうことだよ。どっちが好きなの」
「これは竜胆カッチーンしちゃうな〜。返答次第によってはオレもだけど〜」
「いえ……。はぁ、正直に申し上げますと……竜胆様のご要望で剃毛をお手伝いしていたのですが、毎回発情されるので疲れてしまい……」

 姉の前で、節操の無さやところ構わず盛る性欲の強さを暴露された竜胆は、顔から湯気が出そうなほどの羞恥に黙りこくる。身の覚えがありすぎるため否定はできなかった。

「ウケる、嘘で言ったんだ?もじゃもじゃが好きって」
「いえ……ここまで生やしっぱなしにさせるつもりはなかったのですが……」
「はっ、だって、すきって……っ、うう……」

 熟れたリンゴと瓜二つな顔は、更なる恥じらいに唇をわなわな震わせた。剃毛云々の過程で見れば、被害を受けていたのはメイドだが、今この時ばかりの被害者は完全に竜胆である。
 4つの目玉が竜胆の伸びきったそこに注目すると、彼女は遅すぎるモザイクに両手を使った。

「やだぁ、ずるい、ズルい!姉ちゃんはツルツルにしてもらってるのに!」
「たしかになぁ。なんでオレのは普通に剃ってくれんの?」
「ご自分の行動を振り返ってみたらどうです。毛が入ると嫌なんですよ」

 ほぼ答えとも言えるそのヒントに竜胆だけがポカンとして、蘭は口ににんまり弧を描く。

「あー、まんこ舐めさせてばっかだからかぁ。竜胆もヤりゃいーのにな」
「はぁっ!?そんなにさせてんの!?ずるい、さっきから!オレのも舐めてよっ」
「竜胆を騙した罰として、毛生えたもじゃもじゃのまんこのまま舐めさせれば?口にマン毛ついたらオレとってやるし♡」

 名前が怪訝な顔で蘭を見て、視線を竜胆へとずらす。すると竜胆は想像だけでどれほど興奮したのか、ふにゃりと柔らかかった乳輪すらをも固くさせ、バレないとでも思っているのか腰をヘコヘコ♡と控えめに振り始めた。

「はやく、おまんこ……♡」 
「いやです」
「命令だもんな〜?ほらはやく舐めてやって♡」

 名前が渋々屈んで竜胆の股下に顔を寄せると、竜胆の背後には蘭が回る。そのまま二人目のメイドを演じるように「開かないとダメですよ〜♡」なんてふざけると、後ろから回した手で竜胆のまんこをぱっかり開かせた。

「やっ、やだ、ぜんぶ見えちゃうっ」
「今更だろ。名前、リップサービスも忘れんな♡」
「はぁ……。今から竜胆様の綺麗なおまんこを、私の舌で汚してもよろしいでしょうか」

 光沢のある桃色がきゅう♡っとうねった。

「嬉しそうにヒクヒクしてますね。竜胆様は相変わらず、理性が弱いようで」
「そ、そんなことないっ」
「そんなことあんだろー?この前名前の下着被ってオナニーしてたじゃん、扉ちょっと空いてたのにそれも気づかねえでヤるくらいには理性よっわいよなあ」
「おや」
「やっ、ちが、ちがうっ!姉ちゃんが嘘言ってる!なまえ、ほんと、ほんとにしてない」

 嘘ならば慌てなくていいものを無駄に捏造しようとするせいで、どんどん化けの皮が剥がれていく竜胆。下にいる名前になんとか弁解を、と口を開くが、剥き出しになった性器を丸ごとベロっと食べられるとすぐ大人しくなった。

「ひゃうんっ♡……う、うー……」
「下着は後で返してもらいますね」
「……やだし。フンっ、……っほぉ゛ッ!?♡♡くりちゅぶしゅのだめっ♡♡♡」

 名前がクリトリスの皮を親指で抑えると、その拍子に刺激された弱点が歓喜するように勃起する。開かれたマン肉の中身はマン汁でテラテラと光って名前の舌を受け入れた。

「あううっ♡♡やだぁ♡こんなっ、ぜんぶみえちゃ、のっ♡あふっ♡ねえちゃ、はなしてっ、んあ♡♡なまえはぱいぱんがすきなのにいっ♡おれの毛ぼーぼーのまんこっやだぁ♡♡みないでぇっ!」
「大丈夫ですよ。竜胆様の陰毛は黒にところどころ金が混じっていて、いつ見てもお綺麗です」
「だってよ。ほら、もっと見せてやろーな、膝曲げて腰落とせ」

 蘭の指示で舐めやすくなったまんこを名前は容赦なく啜り、潰し、舐める。竜胆の膝が震え始めると、彼女はそれを支えるどころか三本指で中を擦り始め、鬱憤を晴らすように主人を犯し始めた。

「んッ♡ひぃいっ♡♡やあぁぁあ♡♡♡おまんこしゅぐイっちゃうう♡♡♡やめへよぉっ♡ふたりでいじわるしないでぇっ♡♡」
「オレは手伝ってるだけー。てか濡れすぎて毛も束になってんぞ」
「本当に、黒の中に光る金色が素敵です」
「美術館に寄贈したいくらい?」
「はい、ふふ」
「はうっ♡ああっ♡♡くるくるだめっ♡毛しゃわらないでよぉ♡♡んひぃっ♡お゛ッ!?ぴんぴんもらめえッ♡♡♡おまんこいたいいっ♡♡ひっぱっちゃやあぁッ♡♡♡」

 最早人の言語を理解できない竜胆を置いて二人がふざけ合う。
 名前が愉快そうにしたつらのまま再び下へもぐると、竜胆の太もも越しに蘭の足も見え、そこに透明の液が伝っていることに気がついた。積極的に責めたいわけではないため見て見ぬふりをするが、どうせ後で蘭は自己申告して舐めさせてくるだろう。

「可愛いですよ。竜胆様のお山のようなお胸も、ピクピク痙攣してるお腹も、涙で濡れたお顔も美しいです」

 妊娠を経験したのに黒ずみのないそこは、元旦那の屋敷へ嫁いでからの毎日の名前のケアの賜物で、ビッシリ毛の生えた大人まんこと、少女のようにピンクで柔らかく甘そうな内側は、名前だけが知る竜胆の秘めごとだ。

「あううっ♡きょーのなまえいじわるでやだぁっ♡♡あんっ♡は、あうっ!?♡け、毛たべないでえっ♡♡」

 体液に触れてしんなりした陰毛を名前がぢゅうっと吸うと、口の中に数滴の汁がじんわり広がる。それに気づいているのかいないのか、竜胆が足を閉じかけるとすかさず蘭が膝を入れ、今度はビラビラごとまんこを開かせた。

「やっ♡やぁっ♡♡なかがぁ……ッ♡♡」

 開く面積が広くなると、新たに見える部分も増え、生き物のように動きながら奥へ奥へと誘う浅ましい欲も一緒に露呈する。
 蘭の指から通り抜けたマン毛に「たしかに剃らないと長すぎますかね」と笑うと、名前は竜胆をイかせないまま剃毛することに決めた。

「あ?やめんのナシじゃね?」
「私への仕置は十分です。竜胆様だって毎回発情していたことへのお仕置が必要だと思います。寸止め、なんてどうでしょう」

 あのクズ旦那に好かれるメイドが聖人なわけもなく、蘭は悪い顔をした彼女に口角を上げ賛同を示した。
 ショリ、ショリ、と毛を落とす音が浴場を占領する。人を辱めることに一種の楽しさを見出している蘭と名前は、敢えて黙ることで竜胆を更に虐めてやろうと瞳だけでやり取りしていた。

「う……なんでしずかなんだよ……っ、ねえなまえっ、ねーちゃんなんか言ってっ」

 イけていなくて不完全燃焼な竜胆の息は先程からずっと荒い。毛の剃られる音と自分の淫らな吐息に頭がおかしくなりそうだと名前を見つめるが、彼女は「お子様に示しがつきませんよ」とだけ吐き捨て作業に没入した。

「はぁ……♡あ、なぁ……も、もーすこしだけ、そこ……っ、あ、なんでぇ……」
「おしりの方も剃りますからね。四つん這いで、はい、そうです……。蘭様」
「はーい♡アナルもしっかり綺麗にしよーなぁ」

 普段自ら求める性行為で性器を見られる耐性はついていたとて、肛門を、ましてや好きな女性に丸見えな形で見せてしまうのにはさすがの竜胆も参った。しかし名前が砂糖を煮つめたような声で「かわいい」と呟くものだから、羞恥より怒りより喜びが勝って、大浴場のタイルの上で土下座の体勢を取りながら尻を差し出した。

「ひっ、あー……♡」
「竜胆様、お尻もいじってますよね?指がすぽんっと入ってしまいます」
「ひゃっ♡まって♡ダメダメっ、さわっちゃだめ♡」

 上から乗っかりしりたぶを固定している蘭は、竜胆の蕩け具合を羨ましそうに見て、また下を濡らす。すると名前がそれに気づいて、蘭の愛液をすくった指で竜胆のアナルでピストンし始めた。

「はぁっ♡♡……ん、あー、ずるい、おれもいじりたい……♡」
「まだですよ、竜胆様のおしりの中見えるように、ちゃーんと抑えててくださいね。ほら竜胆様、ぐぽぐぽ〜」
「うぉ゛っ♡♡♡あーだめぇ♡♡おしりすきなのばれたぁっ♡♡お゛ぁああっ♡♡オッ♡♡いーぐっ♡いぐっいっ♡♡イくうっ♡♡……っほお゛お゛……ッ♡♡♡」
「蘭様も、ほら。竜胆様もおまんこをこちらに向けてくださいな」
「ふ、ははっ、両利きだからって両手でオレらイかせるとか……あ゛ッ♡♡ひ、あぁぁあっ♡♡♡ごめっ♡ばかにしてごえんらしゃっ♡♡やぁあだめぇっ♡♡おあずけくらったまんこっ♡♡よわいのぉ♡♡」

 蘭は竜胆の上から退いて名前に身を任せたまま性器をいじられる。悪戯にクリトリスを扱かれたかと思うと、Gスポットをヌプヌプ擦られ、全身がイくことだけに集中する浅ましい動物へと堕ちた。竜胆を笑っていた蘭だって、理性の弱さは人並み以下だった。
 一方竜胆はというと、深くイってしまったために仰向けになることもできず、土下座の体勢のまま下からまんこをほじられアクメに備えていた。

「おっ…………♡♡♡ほぉ゛お゛おっ……♡♡キ゛っぐぅ♡♡やべでっ♡まらいぐのぉっ♡♡おれのぉッ♡りんどぉのおまんここわしゅなぁあっ♡♡イくイくイっ♡♡♡ぐぅぅうっ♡♡」
「つるつるになったおまんこ、いじりやすくていいですね。ほら、子宮おろして下品にアクメどうぞ?蘭様も本気汁いつまでも出てないでイってくださいね」
「んぃい゛い゛ッ♡♡♡ほんきじるだしてごえっ♡♡ごえんなさっ♡♡まんこと゛まんねっ♡♡♡ち゛ぬぅ♡♡たし゛け゛て゛えっ♡♡♡」
「おお゛〜〜〜ッ♡♡♡キくキくキ゛く゛ぅうう♡♡なまえのおまんこいじめぇ♡♡しゅぐイぐ、うっ♡♡」

 両手に乱れた女を侍らせても顔色を一切変えない名前は、この姉妹と屋敷を移されたのが運の尽きだったな、と思考を宙にかなぐり捨てる。しかし手を弛めることだけは絶対にせず、二人を悦ばせることだって忘れない。彼女は優秀なメイド故に。

「そういえば今日は、午後からお子様たちがいらっしゃるとか」
「うあっ♡♡やぁあ♡きもち゛ぃよぉ♡♡♡らんのくりっ♡♡もーいく゛ッ♡♡♡オ゛ォ゛〜〜♡♡♡」
「おまんこほじりっ♡♡おかしく゛なうぅっ♡♡♡ずるむけくりちゃんひっぱらないれぇッ♡♡♡あっ♡あ゛ぁ゛〜〜ッ♡♡♡」
「早くここから出ないと、心配になったお子様たちに見にこられてしまいますね。自分たちの母が、下にいるはずのメイドに情けなく媚びて、豚のようにフゴフゴ鳴いて、急所をこんなに簡単に晒しては快楽に溺れる淫靡な色欲魔になっているところ、見たらきっと卒倒するでしょうね」
「んっお゛ぉ゛っ♡♡♡だめえ♡みないでえっ♡♡きょーはくるのなしにしゅるっ♡♡えっち♡りんど、といっぱいしてよおっ♡♡♡あーッイっぐぅうう♡♡♡あぁぁあぁあっ♡♡♡」
「らんもぉっ♡♡らんもきょーあわないっ♡♡なまえにまんこ♡♡いじいじしゃれるのゆーせんだかりゃっ♡♡♡あへっ♡♡イっぐ♡♡お゛ーっ♡♡キ゛っく゛ぅう♡♡♡」

 二人が子どもたちより名前を選ぶのはいつものことだが、二ヶ月以上ぶりの再開になるというのに薄情な母たちである。
 蘭は名前に、竜胆は床に力なく倒れ、持て余した手で自身の乳首を摘みながら、メイドからの快楽を享受すると、二人は野太い声と白くドロっとした液をぶびゅっ♡♡と放出して力尽きた。

「お゛ッ……♡♡ほぉっ…………♡♡あぁ〜き゛もちがったあ゛♡♡♡んへっ♡りんどーがしろめむいてるぅ♡」
「ア゛……♡♡おぉ゛…………♡♡♡おほぉ……♡♡」
「あら、なかなかもどってきませんね。竜胆様?」

 優しい声とは裏腹に、名前が竜胆の豊満な尻をバチンっと叩くと、竜胆はまたいやらしい声を出しながら腰を無意識に振った。彼女の腰が上下する度に尻肉が揺れ、床に思いきりクリトリスがぶつかる。

「お゛へっ♡♡♡……は、はぁ……ッ♡」
「いーなぁ、マゾ尻ぶったたいてもらえて……」
「今日何事もなくお子さまたちと遊んでいただければ、夜にご褒美をさしあげますよ」

 未だ回復できていない竜胆を置いて蘭が「前借り♡」と名前に舌を突き出すと、彼女はため息を隠しもせずに吐き出してから、目の前でくねる肉に吸い付いた。

「んれぇ♡♡んぉ♡♡ほ、あぁ〜♡♡べろきしゅ♡へへ♡」
「ん、終わりです。……竜胆様、あなたいつまでそうしているつもりです。恥ずかしいですよ、何もかも丸出しで」
「うう〜……だっこしてぇ……♡」
「はぁ……あなたはお子さまにそっくりですね」

 倒木のように根元から折れて動かない竜胆を、その体のどこに隠していたのか、信じられないほどの力で軽々と立たせてシャワーをひねる。
 二人が体中泡まみれで名前に素早く洗われていくと、敏感になっているせいで漏れた声が響いたが、もう一度シようとは誰もならなかった。とっととガキどもを相手して帰して、その後にゆったりご褒美を貰おう、と姉妹は囁き合うでもなく互いの考えを読み取っており、珍しく名前の着替えにも協力してやった。

「お母さま!」
「おかーさまぁ!」
「いらっしゃい」
「おかあさま……!」
「ゆっくりしていって?」

 蘭のもとにそっくりな少年少女が二人。竜胆には少女が一人。
 彼女らはそれぞれ子どもたちとその後ろにつく執事を見ると、普段の屋敷での口調が忽ち変わり、淑女そのものの態度で子どもたちに接する。これこそ蘭たちが自分の子どもさえ信用していない証拠であり、それも知らずに母へ抱きつく子どもたちが名前には哀れに写った。

「お茶菓子を用意しておりますのでどうぞ」
「名前!ありがとうっ」
「いいえ。本日はマカロンを揃えてみました、お好きですか?」
「好きっ!あの、おかあさまも、好きですか?」

 竜胆が視線の先にいる女を見つめ「ええ、一番好きなの」と答えると、蘭も手を繋いだ子どもたちから視線を動かして、「世界で一番好きよ」と握る力を弱めた。
 邪恋に気づく者はこの場にただの一人もいない。優秀なメイドを除いては。

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