※キャラ先天的半獣人化/キャラ→モブへの暴力/夢主→モブへの性暴力/殺人を匂わす発言
「修二ー?」
初見じゃ豹と間違えてしまいそうな大型の猫、修二を呼ぶと、チリンと鳴る首の鈴がだるそうに返事をした。そしてのそのそと部屋にやってきたかと思えば、私の話も聞かずに膝の上に頭を置く自由人(猫?)ぶりを発揮。仕方なしに立った毛先へ指を通すと、三角形の耳が揺れて指が擽ったい。
「ン……。そーいやさっきネズミ半殺しにしてきたんだわ」
偉いだろと言わんばかりの表情に私は眉を顰め、その死にかけはどこへ置いてきたのかと問う。
「知らね。今日飯何?」
「はぁ……。疲れるなぁもう……」
修二の指すネズミとはきっと精々10センチもないネズミのことではなく、ネズミの獣人のことだろう。
ネズミ獣人は犬猫と違いあまり可愛がられる獣人ではないため、半殺しのまま道路の端っこで苦しんでるに違いない。ペットにする物好きな人間はなかなかいないのだし十中八九野良だ。
そうするとソイツの責任を取らねばならないのは、犯人の修二を飼う私である。野生の獣人は一応だが国の所有物になっているので色々面倒なのだ。事故死なら国は放っておくけれど、他の獣人や人間が加害を加えれば、国はそんな時だけ心あるふりをして国民から金を毟り取る。大変良心的な機関だ。
「そのネズミって今どこにいるの?」
「ン〜?にゃあ♡」
あー……もう。めちゃくちゃ可愛いんだけど。適当にぶりっ子してるだけなのに、修二は顔が綺麗だから凄く可愛く見える。親バカとかではなくて事実だから、別に私が甘いとかじゃない、と思いたい。
でも今はそんなことより、家に警察が来てしまった時のが怖いので、早く死にかけのネズミがいる場所を教えてほしかった。修二のふわふわした猫耳を引っ張ってその旨を伝えると、「うるせぇ音出すな」と不快な顔をされ、その後は全部無視。自分に構って欲しいのにネズミネズミじゃ嫌なんだろうね。
顎を乱暴に掴んで「言って」と命令すると、修二はたった一言「玄関前」と漏らした。嘘でしょ、なに、連れてきて褒められようとしたの?獲物取れたよ褒めてって?返してこいいらないから。
「逃げれたとしても足逝ってるから目の前の道路とかじゃね」
「もー……やめてよ……」
私は罰金や警察が怖くて不機嫌だし、修二は褒めてもらえないから不機嫌だし。それでも膝の上から退かないのは最近甘やかせていなかったからなのかな。
玄関へ向かう前に、私は不満気な修二の尻尾を見て1つ、妙案を思いつく。
「修二、これ付けてあげるから待ってて。ネズミはすぐ片付けてくるから」
気性の荒い猫ですので、と獣人の機構から降りた補助金で立てた拘束用の柱に頑丈な拘束具を繋げ、修二を縛る。何を期待しているのか、私を見上げる瞳が欲に塗れて艶っぽい。
「はやくしろな♡」
悪戯な笑みで見送ってくるのはきっと、久々に可愛がられると思っているからだろう。だけど可愛がってなんかやんない。最近の修二はご近所さんにも私にも迷惑かけすぎなんだもん。
♡♡♡
「えっ!1匹じゃないの……?!」
玄関先でも色々あったのはさておき。外から獣人二匹(しかもカップルだった)を拾ってくると、この家に新しい臭いが増えたことにキレたのか、修二は威嚇を始め牙を剥き出しにする。
笑わずにはいられない飼い猫の醜態に、私はニヤけが抑えきれず、連れてきたボロボロのネズミ達に向かって「怖いねぇ」と話しかけた。
「何してんだぁ?そいつらとっとと殺して捨ててこいよ。邪魔だろどう考えても」
さっきまでのんびり話していた修二がいつになく饒舌で、ネズミ達を睨んでは舌打ちしている。「オレがやるわ。コレ外せよ」と命令気味に言われた言葉は聞こえないふり。修二は自分の立場を全くわかってないんだね。
足を折られた彼氏の方は修二の顔を見るだけで縮み上がってるし、顔を重点的に殴られたらしい彼女は声も挙げずに涙を零してる。人間とは作りが違うからか、骨折した足をそのままにしていても喚かない雄ネズミだが、修二に「オマエさぁ」と声をかけられると情けない声を漏らした。
「修二、二匹も痛めつけちゃったの?」
「見りゃわかんだろ?それよりベッドからそいつら降ろせよ。ネズミってだけで気色悪ぃのにオレらのベッド乗せんな」
「えー、可愛いからいいじゃん」
その言葉で堪忍袋の緒が切れたのか、着けた手の拘束具が強引に引っ張られ、ゴム製のそれと柱は摩擦でキュッキュッと鳴る。木でできた柱に修二が爪を立てると浅い傷が次々と残されていき、ネズミ達はそれを見て自分らの死を悟ったような顔をした。
「爪立てないの!手傷ついちゃうよ。しょうがないなぁ」
獣医から貰った獣人専用の手袋を修二の手に嵌めてやる。猫は苛立ちが募ると爪を立てると聞いて、なんとなく買っておいたそれが役に立ち得をした気分。
部屋の雰囲気が最悪なのはわかってるけど、私だけはいつも通りだった。それも修二を苛立たせる理由の1つなんだろう。
「は?ならこんなン嵌めてペットに精神攻撃してちゃ世話ねぇだろ」
今にもシャーッ!と聞こえてきそうな表情が私を静かに責め立てる。でも知らない。修二もたまには疲れてしまえ。
正直自分の獣人以外は可愛いと思えないんだけど、と気乗りしないまま雄のネズミにキスをする。柱に絡む拘束具が激しく揺れた。
このまま致すのもやりづらいため二匹に名前を聞くが、修二に名を覚えられるのが恐ろしいのかなかなか口を開かない。可愛らしい容姿をした雄ネズミはネズオ、足が綺麗な雌ネズミはネズコと呼ぶことにした。
「ねーネズコ、チューしよ?今言うこと聞いてくれたら保健所に電話してあげるし、2人の治療費も援助してあげる」
「オイそこのクソネズミてめぇキスしたらわかってんだろーな」
怯えたネズコに「怖がらないで。飼い主の私の方が偉いんだからアイツの言うことは無視でいいんだよ」と言うと媚びる相手がわかったようで、荒れた唇をそっと委ねてくる。そのまま修二に見えやすいように角度を変えて、わざとらしく舌を出してみた。ネズコは一度ゴクリと唾を飲んでキスに応えた。
「名前何やってんだ、おいマジで。頭おかしくなったんじゃねぇの。そいつら野生だしきったねえバイ菌持ってんぞ。とっとと追い出せよ、なぁ殺すぞそこのブス二匹早く出てけつってんだよまじで殺す」
さすがに動物のネズミと違ってバイ菌はなさそうだけど、結構自分でもすごいことしてるなとは感じてる。でも修二の躾って考えるとかなりコスパがいいんじゃないかな。このネズミ達、無料だし逃げないし、飼い主いないから怒られないし。
「全部脱いで?男の方も脱がせちゃって」
手袋越しに柱を引っ掻く音が聞こえて、笑いそうになったのを誤魔化し男のペニスを撫でる。折れた足のせいで腰を動かすのも無理みたいだけど、萎えてるそれを雑に扱くと「うっ……うぁっあっ……」と喘いだ。
全裸になった二匹を見た最初の感想は、痣がすごくてあんまりそそられないって感じ。これを全部修二がやったと思うと本当に……。他所のペットじゃなくて良かった。訴えられたら負ける。まあ訴えられる前に飼い主ごと修二が痛めつけるんだけどさ。
「まじで、なぁ、名前っ、最近ふざけすぎてたわ。ごめんな?なぁもうよくねーか?オレがソイツら捨ててくるから」
別にこれらの処理に困ってるわけではないからその提案もよくわからない。反省は見えるもののなんとなく足りてない気がするし、やめるつもりもハナからない。
ペニスへ潤滑剤代わりの唾液を垂らしてシコシコ擦り、勃起状態まで持っていく。1度フェイントで男のペニスを私の穴へ挿れようとしたら、修二の瞳孔がキュッと縮み、地を這うような声で「そこのゴミ名前に挿れたらバラしながら殺してやるからなテメェの女も輪わさせてバラして犬に食わせるぞわかってんだろうな」と一息で言い放った。
「あ、萎えちゃってる」
「殺さないで、殺さないで、ころさないでください……俺も彼女も何も悪いことしてないですお願いしますごめんなさい……」
かわいそうに。足も折られて、彼女の前で逆レイプされて、殺害予告まで食らっちゃって。こっちの彼女もこのあと私にレイプされてしまうし。
ここの部屋にいる二匹と一人(修二)よりも私の立場が上という優越感と、小さな頃から人一倍あったサディズムが膨れ上がって、傷ついた顔を三つも見れることに興奮メーターはうなぎ登り。
修二の威嚇は最早通常状態と言っていいほど途切れないので尊敬さえ覚えた。
「ネズオ使えないなぁ」
私の呟きに血相を変えて「自分の体を使ってください」と言うネズコに、後先を考えない馬鹿がいるもんだと感心した。だって修二がその光景を見せられて嫉妬しないはずがないのに。一時的に彼氏を守れたところで次の日には死体の二匹……。一緒に死ねるだけいいのだろうか。
「じゃあおっぱい触るね」
乳輪をじっくりなぞって尖った乳首を摘む。耳から首、肩から腹、腿から手を滑らし陰毛でクルクル遊ぶ。既にBGMと化した修二の難詰と拘束具の音が、女の興奮を一定以上超えないための足枷になっているようだ。いっつも私を困らせて何がしたいんだか。修二の方へ裸のまま向かう。
「名前、名前っ……もうわかった、オレが完全に悪い。オマエに可愛がられたかっただけだったんだわ。やりすぎた」
唯一自由な尻尾が私の手首を絡め取る。体勢を崩してもたれかかった私に、修二は精一杯擦り寄って反省の色を見せた。私の周りからするネズミ達の匂いに耳で不快を示すも、今文句を垂れるのは不適切だと控えているようで、健気な姿勢が愛らしく思えた。
「……キスしてくれよ……」
「……ネズコー、来て」
ようやく許されたか、と甘えた顔をする修二があんまりにも可愛くて絆されそうになるが、折角客を招いたのだからソイツらを使わない手はない。
恐れながら紫だらけの足でこちらに来ると、修二から少し距離のある場所で止まったネズミ女。その気持ちを汲み取って私も立ち上がると、手首に強く絡まっていた尻尾は最後まで抵抗を見せたのち外れていった。
「よっかかっていいから足開いて。そう、上手。ちゅーもしようね」
これで最後になると思って少し奮発してやることにした。恐怖と緊張で凝り固まった彼女の心をじっくり融解しながら、ようやっと濡れたヴァギナへ指を入れていく。毎日シてるのかなんなのか知らないが、グチョグチョになるほどクリや乳首を虐めたせいで3本目が容易くくわえ込まれ、修二の血管も怒りでプッツリ切れそうな頃。
「……って言ってみて」
「んぁっ……えっ?ん、んぅ」
「いいから言って。そしたらイかせて、二匹とも解放してあげる」
修二に聞かれないよう耳元で頼みを囁く。どうせならカメラを構えて永久保存版にしたかったが、修二の酷い顔は脳裏に焼き付けることにしよう。
「ほら」
「あっ!あんっ……!名前さんっ……?」
突然女に飼い主と親しげにされ修二の目がカッと開かれる。私の悪巧みを見抜いて耳を塞ごうとするも、耳のいい猫はうるさいネズミ女の声を遮断できぬまま。
「わたしのこと好きっ?アッあっ……ひっ、いくぅっ……わたしのこと1番すきですかっ……!あっ!」
「チッ……やめろ。……なァっ!名前ッ、名前っ!!」
悲痛な声が部屋いっぱいに響いた後、女のはしたない嬌声が、修二の弱々しい声を覆い隠す。修二にチラリと視線をやってから、見せびらかすみたいにネズミ女を見て。できるだけ愛おしそうに、慈しむように。そして傷だらけのブサイクな顔にこう言った。
「誰よりも愛してるよ」
「ひゃっ……!あッ!あぁあっ……!」
ビクビク震えてイった女を無理に床へ転がす。頭を打ったみたいだけどどうでもいい。
「疲れたぁ」なんて修二の体に凭れると、修二の手首は何度も脱出を試みた形跡があり、皮膚が所々擦り切れていた。息が荒くなって、固く食いしばった歯の奥からフーッフーッ!と不安定な呼吸音が聞こえて。尻尾がビタンビタン床に叩きつけられ、ネズミ達が腰を引く。
「順番変わっちゃったねぇ」
女の股に入れていた手でそのまま修二の頬を撫でると、憎らしげにその指を見て数秒。あと一言でも声をかければ簡単に涙が落ちそうであった。修二は私の一位ではなくなったことで頭がいっぱいで、皮のめくれた手足も気にせずガチャガチャガチャガチャ体を動かす。
「修二」
「なまえっ……なんで、ぐ……っ、う……わけわかんね、頭いてぇ……ッ」
ひたすら混乱する私の飼い猫が愛おしい。汚れた指を急いで洗って、ついでに拘束具の鍵も取ってくる。俯いて放心状態の彼に寄り添いながら鍵を外すと、銃弾のような勢いで私に抱きついてきた。布を纏っていないため、肩に修二の涙が落ち、背中を伝っていくのがわかる。
「私のこと困らせるにしても、限度があるよ」
「お、オマエ、もっ……!……げんどが、あるだろ……!」
顎下に潜り込んだ修二の髪が擽ったい。その刹那、修二に喉を食われる勢いで噛みつかれ、彼の独占欲にピリッと体が痺れた。
「片付けどうしよっか……」
いつの間に移動していたネズコが労わるようにネズオへ寄り添うのを見て、この後のことが急に面倒に思えてきた。
「一番好きな奴の名前言ってみろ」
「……ん?」
「……名前ッ……!オマエほんっと趣味悪ぃな……。コイツら掃除できたらオレが一番なれんのか?なぁ……」
修二は猫らしく体を擦り付けて、不安げに一番を強請る。
「いつだって修二が一番だよ。私のペットである限りは」
「マジだな、本気でオレが一番だよな?一生オマエのペットなんだから一生オレが一番ってことでいいよな?」
「一生ペットでいられるかどうかは私が決めれるんだけどね」
修二が私の手を取り自分の頭へ誘導する。撫でろということだろう。
「ンな怖いこと言うなって、な?……マジ好き、すげー好きだから、名前もずっとオレのこと愛してて」
床に座り込んだままお互いの愛情確認が出来たあと、修二はいつもの調子を取り戻して立ち上がるとまず二匹の顔に一発ずつ。するとここが私のベットだと思い出して、顔から流れる血をネズミ達の服で強く拭いて力づくで外へ追い出した。
「名前ー」
返事代わりに玄関へ顔を出し修二に内容を促す。引きづられた二匹は私になにか懇願しているようだったが、私が聞くお願いは修二のお願いのみである。「助けてやるって言ったのに!」なんて、野生育ちのくせに信じる馬鹿なお前らが悪い。
「コイツら殺してくっけど、ついでになんか買ってくるもんある?」
明確に示された自分たちの未来に一生懸命暴れる二匹。修二の長い足で鳩尾を踏まれるとぐったりして寝てしまった。
「牛乳が……えーっと、二本かな」
「ン。行ってらっしゃいのチューして」
添えるだけのキスをして愛猫のおつかいを見送る。今夜は帰ってきたらマーキングが凄いだろうな、と笑いながらベッドへ戻り、ネズミ達がいた証を全部処分することにした。
2022/2/23