歪にヤろう

だるま(四肢欠損)アンケート1位 灰谷蘭♀&半間修司♀ ※小スカ


 聞け竜胆、オレ今天国にいるかもしんねぇ。まだ手があった頃だったらそうやって、弟にメールを送ってるところだった。
 もう暫く経つ、あのボタンをポチポチ押す感覚が恋しくて、なんとも言えない感覚に身震いする。
 できない理由である丸まった肘を一瞥して思う。なんかいつ見てもきめぇな、このハゲ頭みたいに丸くてツルツルの腕の終点。膝をよじ登るのにも一苦労でしょうがねぇし。

「ふっ……んっ、と……」

 でもこいつはこれを「可愛い」つってくれるから、この際良しとするか。はい終了。あんまり深く考えると普通に凹む。だって前まであった腕がねぇんだから。

「わ、なになに、おもい」

 テレビに夢中だった名前の意識はバッチリ誘導できたらしく、登山を終え一息つくオレを、彼女は可愛い顔で不思議そうに見てくる。あー太もも最高。天国。こっからのアングルの顔かわい。てかいい匂いすんだけど。

「どいてよ、おもいって」
「重くねぇもん、名前の方が重いし」

 上にある顔に向かってぷくってほっぺを膨らましたら、指に潰されて口から空気が出た。変な音。

「なにふんら!」
「ふふ、かわい〜」

 やっぱ可愛がられるこの時間が何よりも好きだ、と眠気を感じながらしんみり思う。こんな体じゃお陰様で、喧嘩どころか散歩もできねぇし、本当にこの時間のためだけに生きてんじゃねぇのかなって。
 無理やり名前の腕をゆりかごみたいにして、その中にうずくまって入ってくと、その気持ちは更に大きなものに変わった。

「私たちそんなに重さ違う?」
「名前は手足でかさまししてるからオレらより重い」
「かさまし……」

 オレだけの特等席、名前のふわむちな太ももに乗っかったら「重い」だってよ。失礼すぎんだろ?こんなにかわいいオレを独り占めしといて。
 でもそんな冷たい名前も大好きでしょーがねぇ。逃げる名前を追いかけたくなって思わず胸に頭を擦り寄せた。

「あまえんぼ芋虫ちゃんだ」
「芋虫って言うな。マジで嫌だわそれ」
「修二は笑うのになぁ」
「アイツの話もすんな」

 砂糖の塊に練乳とメープルシロップでもかけてんのか、ってくらいクソ甘い声で「よしよし」って言われたら、さすがのオレも大人しく受け身になる。業火と思っていたそれは、名前にとってはマッチ棒の火を消すより容易かったらしい。

「いい子いい子」

 心臓がひねり潰されてるようなこの感覚が、実際にしてるうつ伏せのせいで、乳が圧迫されてるからなのか、名前にときめいてるからなのかは、明らかにしない方のが賢明だ。こいつすぐからかってくるからな。

「あれ、グロス塗ったの?ぷるぷるだ」
「塗ったぁ。かわいーだろ」
「かわい〜!ちゅーしたくなっちゃう」
「じゃあ、して?」
「カワイーカワイー。オレも蘭ちゃんにちゅーしたくなっちゃう〜、ばはっ」

 あと少し背を伸ばせば届いたはずの唇が、クソ女のせいでどんどん遠のく。いくな、やめろ、はやくまるごと食べてほしいのに、よそ見なんてするなよ。
 そんな願いを込めてもオレの顔は名前のとこまで近づけねぇから、食いしばった歯で歯茎が傷んだ。
 こうなるとオレは、のそのそと床を這う修二を待つしかやることがねぇ。名前の注意だって今は修二にしか向かねぇ。頑張ってタコみてぇな口して、ちゅっちゅって音を立てても、届いて精々が名前の顎先。高い身長も足がねぇんじゃな。

「名前〜、オレにもリップ塗って♡」
「いいよー、おいでおいで」

 長ぇ髪垂らして貞子みてぇに這ってきた修二のせいで、オレの椅子(名前の太もも)の面積が半分に減る。あーあ、こいつとぶつかる足が気持ち悪ぃ。
 オレだって細い方の部類なのに、こいつは更にガリだから、名前と同じ太ももでも全然触り心地がよくないのが不快だ。その上オレと名前のキスも邪魔したし、順番抜かしてきたし。死ね。

「ん、ん……ついたかぁ?」
「ふふ、あんまりつかないなぁ」
「もっとしねーとじゃん♡ばはっ♡」
「キスでなんかつくわけねぇだろ……」

 したいだけじゃねぇか。目の前のこれが終わんなら、いくらだってリップ貸してやるのに。名前も気づけよバカ。
 しかも修二の何が嫌って、何言っても揚げ足とってバカにしてきやがるところ。本気でうぜぇ。名前だってオレらの手足を奪うくらいだから性格は普通に悪い。
 だからこの道徳を知らない二人が結託して、オレが揶揄われんのがいつものコース。
 ただ、こっちだって腐っても縮んでもカリスマだ。毎回おんなじ目に合うわけもねぇ。なにか修司を出し抜ける方法を考えねぇと。

「なぁ名前、もっと♡」
「どーしたの修二、今日すごいくるじゃん」
「せっかくのふたりっきりだからなぁ」
「えぇ?ふたりっきり?ふふ」

 黙ってても煽ってくんのかよ死ね。作戦練ってる時くらいイラつかせんな。

「あ、こっちもかわいい顔してる。蘭ちゃんごめんね、蘭ちゃんとちゅーする約束だったよね。私とちゅーしてくれる?」

 間近にきた顔に、怒りで熱くなっていた頭が一瞬で冷める。は?するし。ふざけんな可愛い。そっちが下手に出るスタンスずっる。そんなん蘭ちゃん許すに決まってんだろ。どんだけ変な呼び方されてもきゅんきゅんするわその顔で言われたら。

「ん、はやく……って゛ぇなッ!?」
「あ〜、名前が支えてくんねぇからよろけちった」
「クソが……っ」
「すごい真横に倒れたねぇ。あ、ちょっと、蘭のおでこ真っ赤だよ」

 でこ、バカ痛ぇ。やってきやがった側は全然ダメージなさそうなのもカッチーン案件だわ。心の中の竜胆がそー言ってる。
 それにしてもまじでなんなの、このクソデカの雌ハイエナ。なんでもかんでも横取りしやがって。最初だって、オレと名前との二人での同棲を無理やり三人に変えてきやがったし。お呼びじゃねぇんだよデカブツが。

「あ、こらこら。私の膝でオナニーしないの」
「我慢できねぇの〜。えっちしよ、な?」
「……もう、修二はほんとそういうのに弱いよね。蘭なんかちょー強いよ、ほら見てて」

 あいつと比べて強い、なんて言われたら、誇らしげに背筋を張っちゃうのもしょうがねぇと思う。
 だから、そのせいで胸を弄らせやすい体勢になったとか、全く気がつかなかった。隠す腕もねぇから咄嗟に避けることもできずに詰んだ。

「んぁっ……あ、あっ……ふ……」
「わ〜マジじゃん♡つっよ〜」
「んぐっ、う、ふぅう……♡」

 名前の指が布の上から一発でオレの乳首を仕留めると、数日ぶりの快感に背筋がくの字に曲がる。口を閉じて声を誤魔化そうとしても、結局鼻から抜けるような吐息が出て、嫌に静かになった部屋にそれが響き、顔が熱くなった。
 だけど二人がオレを強いつよい言って体をガン見してくるから、今すぐにでも修二みたいに、名前にまんこ擦りつけて気持ちよくなりたいのに、プライドと羞恥心が邪魔して我慢する他なくなって。なんでいつも、なんでオレばっか。

「うっ♡うう〜……っ♡あっ、あっ♡」
「蘭すっげー、全然声出てねぇじゃん」

 嫌味言いやがって。

「ふ……ふーっ……♡はっ♡はぁ♡」

 限界だ。もっと名前に可愛がって貰えるような言葉をあるだけ言いてぇ。もっともっと乳首押し付けてコリコリされて、勃起したクリを太ももでシコシコしたい。
 隣の修二は名前の首を舐めたり、股下に置かれた指にまんこ押し付けたり好き放題なのに、悪魔みたいな顔した二人のせいでオレだけ我慢。だらしなく口を開けて今すぐにでも喘ぎたいけど、口をキュって結んで欲を抑えてるから、汗が吹きでて止まらない。

「ねえ修二、下に履いてるの緩くない?しかもパンツも履いてないでしょ、足出すところから全部見えてるよ」
「ゆったりウェアって書いてあったやつだかんな〜。んなことよりはやくおまんこして♡……んあぁッ♡♡んひッ♡あ゛ぁ〜いき゛なりGすぽしごきき゛たぁっ♡♡」

 ずるい、ずるいずるいずるい。修二のまんこからどぷって零れたマン汁が名前の足にべっちょりついて、指にピストンされる度にぐちょぐちょエロい音が鳴ってる。オレのまんこもアレされたい!
 羨望から修二のまんこに釘付けになって、乳首弄りしてくる手に思わず媚びると、名前はそれを汲み取ったのか手早く服を脱がせてくれた。

「あ……もう、して……我慢ヤダ……」
「いーよ。いつ見てもかわいいおまんこ♡」
「やだ、なでなでやだっ、ふぁあッ?♡♡いやぁッ♡クリむくのだめっ♡」
「んぉ゛ッ♡くりッ♡おれもクリちゃん剥かれたいっ♡なまえ♡おれのぉ……オオ゛ッ♡♡♡ひっ♡あイぐッ♡♡うう〜♡♡」
「はぁうっ♡♡♡お゛っ♡ほぉッ♡♡んお゛ッ、お゛〜〜♡い゛くい゛く゛いぐっ♡♡♡」

 ぷしゅっ♡っと性器から洪水が起きてる間、手足が短いのが理由で、オレらは名前にもたれるしか身を預ける方法がない。腹筋に力を入れて、仰け反った腰をどうにか動かし名前のおっぱいに顔を置くと、同じくそうした修二がオレと目を合わせて快楽を享受していた。
 にんまり弧を描いた口元から、ちろっと赤い舌先が覗くと、次の瞬間名前の胸をねぶる。

「おまえ……!」
「ん?修司、おねだり?」
「ん、んふ、んぅ……♡なーあ、髪じゃま。どけて?♡」

 気色悪くて吐きそうな声は、名前からすれば可愛いんだと。オレのまんこをいじめてくれてた手すら奪われて、名前は器用に、濡れてない部分で修司の前髪を払った。
 なぁ、オレは?なんでそのままチューすんの?あーうぜぇ。もうさすがに許せねぇよなこれは。積もりに積もってんだよこっちは。オレだってやってやる。
 そう力いっぱいにバカ女のアホ面睨みつけて、そのあとアイツの唾液がついてない箇所をべろりと舐めつけた。宣戦布告だ。

「蘭、足りない?」
「ん……たりなぁい♡」
「そっかあ♡じゃあもっとシようねぇ」
「ぶっ、ははぁ♡とーとー甘え方覚えちまったかぁ♡」

 意趣返しに口角をあげて横目で嘲笑ってやるが反応がない。目の前からすんなり退いていった修司を、わけがわからずじっと見つめた。するとまたケタケタ笑って、「ご愁傷さま♡」なんて言葉をわかりやすく口パクで伝えてくる。
 なにがだよ、むしろおまえがご愁傷さま。ついに名前から愛想尽かされたな。
 これからやってくる快楽への期待から、まんこをもっと開いて太ももに擦り合わせる。にちゅっにちゅっ♡って音がする度に、名前が頭を撫でてくれて、ふたりきりでえっちしてるみたいだ。

「蘭は元々、ふたりの時は甘えてきてくれてたんだよねぇ。そーだよね蘭ちゃん」
「ん……♡あ、ん゛ッ♡♡あえ゛ぇッ?♡♡あひっ♡♡んお゛ッ♡お゛っ♡なにこえ゛ぇっ♡♡」
「ばはっ♡バカだなぁ、利き手で手マンされて死んでんじゃん♡」
「んい゛ぃっ♡♡おぉ゛ッ?♡♡しらなっ♡しぁないいッ♡お゛ッ♡こ゛れおまんこ゛こあれりゅッ♡♡あ゛ッ♡いやッ♡いやぁあ゛あ゛っ♡♡♡いぐぅ゛ッ♡♡お゛ぉ゛お……っ♡♡♡♡」

 言われてみれば、いつもオレは名前の利き手じゃない方でいじめられてて、だから今おまんこの中で暴れてる手は、ほんとの名前の利き手で……♡♡くらくらしてきた……♡いつの間に移動してた修司が、足癖悪口オレの背中を抑えるから、名前のえっちから逃げられない♡♡♡

「んふぁ♡♡あい゛ぃいッ♡♡いく゛か゛らやめれぇえ゛ッ♡♡♡んうう♡おっ♡でるっ♡いっひゃッ♡♡♡あ゛ッ……んあ゛あぁぁッあ゛あっ♡♡♡ 」
「なー漏らさせよーぜコイツ♡」
「ふふ、いいね」

 嫌な単語に足をクロスさせようとも、膝から先に続く足なんてない。まんこを太ももで開けられてる時点で、オレはおしっこも潮もマン汁も、なにもかもただ漏らすしか道がないのに。腰を浮かしたところで名前の手と離れられるわけもなく。

「いやあぁ゛あっ♡♡♡やめへええ゛ッ♡♡まんこ゛い゛ってるぅうッ♡♡あいく゛っ♡♡まらいぎゅッ♡♡♡んほぉっ♡♡♡ほっ♡あ゛ッ♡♡あっ、あっ!だめッ♡しゅ、じ!てめ、あしどけろぉ゛っ♡なまえっ♡なまえごえんらしゃっ♡♡んやぁまたでりゅッ♡♡ほあッ♡♡いく゛ッ♡♡ごえんなさッ♡♡おしっこ゛でるうぅ♡♡♡んッ♡……う……あ゛っ、あぁあ゛ああ〜〜♡♡♡♡」
「きったね〜」
「うわー、すごい出てる。あ、見て、気絶してるよ」

 全身を使ってでも受け止めきれなかった快感に、ばったり意識を持っていかれると、次に目が覚めた時にはオレはもう二度と、えっちにおいて名前を独り占めしようなんて愚行をすることはなかった。
 竜胆に「修司のまんこが強すぎる」とメールを送ろうとして、手がなかったのでそれもやめた。

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