前作 ※小スカ
やってきた"お仕置き"の日は、出勤時刻の夜から、日の出に照らされる帰路につくこの時まで、一週間はあったんじゃないかと疑うほど長いものだった。
今だって家に入らず玄関の前に立ってから、三時間は経過したんじゃないかとさえ思う。実際にはまだ五分も経っていないというのに。
思うにオレは、体も心も隅から隅まで名前に解剖された男なわけだから、ここに突っ立って怯えてることすらアイツには見越されているに違いない。それに期待してもう数秒待機したら。
「ちょっと、なんでずっとそこにいるの?おかえりなさい」
「あー、ただいま帰りました……」
もちろん名前に触られるのは嬉しい。名前の性癖、性欲のためオレが使われるのも興奮する。大概の要求には応えたし、SMゆえに無理やり従わされたこともあった。でも結果最高に気持ちいし飛ぶし、いーんだわ、ほとんどの事は。だけどさ、尿道だけはちげえじゃん。
「寂しかった?」
「は、いや、さすがに一日だけならさみしくは」
「あれ?上の口がなんか言ってる」
口端がひくりと動いた。
♦♦♦
「お゛ッ♡おほぉ゛っ♡♡ちんぽあなぁ゛♡♡やへ゛て゛ぇ♡♡でちまうっ♡あがっ♡♡♡あなからっ、ちかりゃぬいたら棒が♡♡あがっちゃっ♡あぅ♡♡」
「顔もちんぽも苦しくて真っ赤だよ〜、頭悪そ〜」
「い゛ッ♡♡あ゛ぁぁあっ♡あ゛ッ♡だめェっ♡♡でねぇ゛えっ♡♡」
やめてって言ってもやめてくんねーのはいつものことだけど、オレがこんなに、名前の言う通りちんぽも顔も赤くして嫌がってんのに──いや正直気持ちよすぎてだからちんぽは喜んでるんだけど、なのにストップもせずブレーキもかけずいじめ続けてくるのは初めてで、脳が「逃げろ」と絶え間なく叫んでる。
「ベロ出して」
「んえっ、ん゛あーっ♡♡ひあっ♡ひっああないえうっ♡」
「なにいってんの?豚語?上手だねえ、もっと聞かせて」
言う通りにべぇってしたら、すかさずオレのべろを引っ張ってきた名前の指。さっきまでオレのちんぽをいじってたから、嫌な味がする。嫌い、まじぃ、名前のマン汁舐めてぇ。なのにエロいことする度この味を覚えさせられたから、どうしようもなく発情して、汗が吹き出る。
「あぶっ♡ん、んぶぅっ♡♡はひッ♡♡お゛ッ♡ぶひ♡♡お゛ぉ゛ッ?♡♡♡」
「蘭はバイリンガルなんだぁ、かっこいいなぁ」
指と舌が絡み合って分泌されるヨダレは、喋ろうとするオレにとって障害物でしかない。それでも頑張って指ちんぽをぺろぺろしながら、期待に応えるようにぶひぶひ♡って鳴いたら、名前はちんぽを蹴って褒めてくれた。
「このまま踏んだらどーなっちゃうかな、ブジーと私の足の間に挟まれて、ちんちんの上側がちぎれちゃうかもね」
「んぐぉ゛お゛ッ♡♡♡いでッ♡あッ♡が、ア゛ァアア゛ァ゛ァ゛アッ♡♡♡♡」
「しー。しーだよ、できるよね」
「ん゛っ、ん♡♡でき゛るぅ゛ッ♡♡ンぐォ゛ッ♡♡」
「優しくなでなでしてあげようね♡」
あっ♡出る、出ちまう♡全部出て、また汚して怒られて、お仕置きのサークルが壊せねぇ……♡♡
「DVされたちんちんのくせにすごい擦り付けてくる〜。腰がくがくしてるよ?」
名前の手♡名前のお手手に汚ねえちんぽ♡にちゅっ♡にちゅっ♡♡って音出してオナニー♡♡あ〜ごめんな、ごめん♡喘ぐことしかできねぇ♡♡はやくびゅるるっ♡♡て出してぇよ♡♡名前♡名前様おねがい♡♡
「出したそうな顔〜……。もうしょうがないなぁ、蘭、カウントダウンして?」
「お゛……ッ♡♡♡はぁい……っ♡♡あ゛へっ!?♡♡さ、さぁん♡♡ほお゛っ♡♡ん゛っ♡んぎっ♡♡に、にぃいッ♡♡あぁっ♡あふっ♡♡」
「ふふ、いつかお漏らししちゃうくらい穴広がっちゃうかもね」
「やだぁ♡♡おもらししねえ゛ッ♡♡ほぁ゛ッ♡♡あ゛ッ♡ああ゛っ♡」
どんどんちんぽ穴からブジーが引っ張られて♡ちんぽ穴の奥が切ない♡さみしい♡♡ってきゅうきゅうする♡♡きんたまモミモミ♡されてザーメンいっぱいでちまう……♡♡♡ブジーとちんぽの間からとぷとぷ♡って先走り出てる♡あ゛ーしぬ♡このままイったらしぬの確定♡♡だっさい射精キメてガバマン晒してなまえの前でしんじゃう♡♡♡
「蘭ちゃん」
あ♡名前が喘ぎ声しか出さねぇぶっ壊れた機械に軽蔑してる♡でも意地悪される予感しかねえ♡♡期待でアナルひくつく♡♡
「もっかい5からカウントダウンだよ、ほらほら」
「おひぃ゛っ♡♡♡ごっ♡ご、お゛ッ♡お゛ッ♡♡♡」
「あ〜白目!べろだして、アヘ顔見せて♡」
「んえ゛ぇえ゛ッ♡♡ごお゛ぉ゛ッ♡♡ごっ♡ごぉ♡♡」
「もう5は終わったよ、5のつぎはなにかなぁ?」
「よんっ♡♡よぉ゛お゛ぉ゛……っ♡♡♡」
「あ♡また空イキー♡でもだめ、はやくすすめて?」
「しゃあ゛っ♡しゃぁあんッ♡♡アンっ♡♡♡ん゛にッ♡にッ…………へ、え?……んぎぃい゛い゛ぃい゛ッ♡♡♡あ゛ぁぁあと゛まらない゛ぃい♡♡でてうってぇ♡♡♡でるでるッ♡♡まだでりゅう゛ぅうッ♡♡♡やめでぇぇぇえ♡♡♡」
「すごいすごい♡噴水みたーい♡どこまで広がるかなぁ!シコシコ♡」
「ひッ♡♡やだぁ゛あ゛ッ!♡♡こ゛わい゛っ♡♡ちんぽおか゛しい゛っ♡♡おか゛ち゛ぃいっ♡♡」
「おかちいねぇ、こわいこわいだねぇ」
「んぎゅッ♡♡かはっ♡♡ほっ……お゛……ッ♡♡♡」
目がゴロンってどっかイきかけて、意識が飛ぶ前。気持ちいに全身リンチされたオレが最後に視界に捉えたのは、凹凸の施されたアナル用のグローブを装着する名前だった。
♦♦♦
自分の体が揺れてるのに気がついてから起床した。がぱっと開いた足の間には可愛いかわいい名前の顔。その下にはオレのゾンビちんぽ。なんで生き返ってんだあんな扱いされたのに。まぁんなことはどうでもいい。
ちょー悪魔みたいな顔して笑ってる女に、体がビクビクして仕方ない。だけど恐る恐る名前を呼んだら「おりこうさんだったね」って褒められたから、もう観念してアナルを明け渡すことにした。
そっからやさぁしく前立腺ほじくられて、嘔吐くぐらい喘いでところてんキメたら、限界を超えた筋肉かなんかが異常なくらい収縮してこわくなった。
「はぁーっ♡♡なぁ腹やばいっ、きゅんきゅんしてるっ♡たすけて、奥見てぇ♡♡」
「うねってるね〜。こんな変態だと相手するのいつか疲れちゃいそう、捨てようかな」
「あ、は……?や、ごめん、わりぃまって、調子乗った、から……んお゛ぉう゛ッ!?♡♡ああ゛っ♡ぎもち゛っ♡♡」
名前の情緒はSMの時だけジェットコースターよろしくな高低差で暴れて、大概のことに慣れたはずのマゾ化した体を休ませてくれない。世界一の女王様じゃん♡って、声に出せたらよかったけど、生憎オレにそんな余裕はなかった。
「けつまんこ♡はひっ♡けつ゛まん゛ほじ♡き゛もち゛ぃれすっ♡♡♡んお゛ッ♡♡おほっ、おぉ゛ん゛っ♡♡♡おちんぽ♡ぶったたかりぇてえ♡しあわしぇ♡♡」
「よかったねぇ、ほらアナニーしてよ撮っててあげるから。この細くて長くて、自分のおしりなんかほじくったことなさそうな指で、むちむちの中えぐってあげて」
名前によく絶賛される、曰く"手フェチが沸く"らしいオレの手をアナルに突っ込んだ。いれられたゼリーのせいか、まんこみたいに濡れてうねって、膨らんだ部分を押すと腰が引ける。自分でヤってんのにケツが逃げて、それを指が追いかけて、アナニーの永久機関になったオレを名前は嘲笑うように眺めてた。
「きっも♡」
「あっ♡あ〜♡きもっていわれた゛ぁ♡しゅき゛っ♡♡きもいらんち゛ゃもっ♡しゅきっ?♡♡」
「うんうんだいすきだよ〜♡ほらうれしいね?ざっこいちんぽで感謝よろしく」
あ♡あっ♡まって♡♡だいすきっていわれたぁ♡♡ちんぽでありがとうしねぇとなのに♡出る♡♡でるでる♡おなかあっつくなって、ちんぽももっと熱くなって……♡♡
「ん゛っ♡あへッ♡♡あっ!?♡♡んん〜〜〜♡♡♡……うれしょおっ♡♡んぎゅっ♡うれち゛くて゛っ♡うれしょんっ♡♡しち゛ゃったあ♡♡♡でてるっ♡あーッ♡あし゛にかかっちゃったぁ♡」
「わ、ちょっとぉ、やだこのにおい〜!トイレはあっちでしてよ!」
「で、でもっ、あれ、ねこのといれ……え゛ッ♡♡いった゛ぁぁあっ♡あはぁっ♡ごえんらしゃ♡にゃ、にゃんにゃ♡♡あがっ♡♡♡」
「感謝してって言ったのに、誰がちんぽで泣けつったの?ねえ。蘭ちゃん用に猫ちゃんのおトイレも買ってきたのにさぁ」
「んっぎぃいッ♡♡♡ち゛く゛びつねりいっ♡♡♡のびて゛ぇ♡きっ♡き゛もち゛ぃ♡♡♡」
ちくび千切れるのが怖くて上体を起こしたら、残ってた尿がまたぴゅーっ♡て出て、乳首に込められた力が強くなってって、このままふっかいアクメがキメられると確信したオレは、摘まれた乳首の頂点をひたすらカリカリいじった。
「上手上手♡ぜったいとめちゃダメだよ♡」
「んひゃいっ♡♡♡あっ♡あふぅ……ッ♡♡お゛ッお゛ッ♡あた゛ま♡ぼーってして゛きたっ♡♡♡こ゛れイく゛っ♡チクイキ♡♡ふぁ♡あぁあッ♡♡んぐっ、んぁあッ♡♡あうっ♡♡♡あへッ♡♡」
全部ぜんぶ解放されたみたいに、オレのからだがカクッて飛び跳ねて、出たザーメンが腹と太もものタトゥーを消していく。
息をするのも精一杯だ。名前に気持ちよくしてくれてありがとうって言わなきゃいけねぇのに。言いたいのに、未だに魚みてぇに跳ねてるせいで、ありがとうは荒い息遣いになって消えるだけだ。
「うんうん、大丈夫だよ、ありがとうって言いたいんだね。口パクパクしてかわいいなぁ」
「はふっ、はぁっあ、あ、はぁっ」
「よくできました。たくさんえっちできたね」
「ひっ、はあ、はっ、ふ、ふぃ、はっ
ふひ、ひっ」
「すき?好きって言ったんだ〜♡いいこいいこ♡私も大好きだよ♡」
頭を撫でてくれる名前に、絞りきった数滴の体力で擦り寄って、腕の中でくたっと眠った。気絶に近い形になって。
次の日、オレは起きた瞬間に寝坊を確信して横にあった携帯を開く。竜胆、竜胆、とピン留めしていた弟とのメッセージ欄を辿ると、上に通知で「了解」ときた。
見れば前夜、オレが死んだ後に名前が「蘭ちゃん明日絶対起きれないと思う。お休みとかってできるかな?」と送っていたようだ。その後にはオレが拷問されても使わねぇような、意味のわかんねぇ土下座スタンプ。
なんだ、オレ今日休みかよ。そうは思いつつもクソほど助かった。なぜかって、金縛りにあったみてぇに体が動かないから。
「おはよー。……あ、もう、またそんなえっちな顔しちゃって。朝ごはんの前に尿道いっちゃう?」
「や……、かはっ……なまえ……」
朝マック行っちゃう?的な流れでオレの体壊そうとすんなよ、なんて、とてつもなく痛む喉では音にできず、とりあえず甘えるために精一杯腕を伸ばした。
「はいはいよしよし、こっちにご飯持ってきてあげるからちょっとまっててね」
去っていったかわいい女が、まさか自分よりデカくって、それも反社のおっかねえ男を犯すサディストには見えず、しゃがれた声でひとり笑った。