キヨピー3分クッキング



「皆さまこんにちは、キヨピー3分クッキングの時間です。司会は今日もあなたの加州清光、そして本日の先生はこの方」
「御手杵だ。にしてもなんで俺?」
「本日のお料理、バーベキューなんです」
「あーなるほど!よし、じゃあ刺すか」
「ニンジン玉ねぎピーマン、いろいろな野菜でチャレンジしましょう。魚介なんかもいいですね」
「俺はビーフとポークとソーセージとチキン」
「・・・先生間違えてます」
「え?」
「本体に刺しちゃってますけど」
「ちがうのか?」
「本体ごと炙るんですか?」
「炙る・・・!?うわーいやだー!!!」
「さ、時間が押してますのでお庭へ移動しましょう」
「俺ごとキャンプファイヤーする気だな!?」
「いやならちゃんとこっちの串に刺してください」
「この肉は俺のだ!」
「あっ時間が・・・あとは焼くだけですさようなら!」
「なんかベタベタしてきた気がする…」
「それ絶対肉の脂だから」


「みなさまこんばんは。キヨピー3分クッキング、司会はみなさまの加州清光です。本日の先生はこの方」
「燭台切光忠だよ。よろしくね」
「よろしくお願いします。先生さっそくですが本日のお料理は?」
「うん。名付けて『シェフの気まぐれワンプレート、ブルーフィッシュにソイソースとジンジャースパイスを添えて』」
「サバの味噌煮です」
「ずばりと切るね・・・青銅の燭台だって切れそうなコメントだよ。はい、じゃあまずサバ。ショウガで臭みを取るんだけど」
「下処理を終えたものがこちらです」
「いいの?」
「いいんです3分なので」
「あ、じゃあ合わせ調味料いこうか。まずはお味噌・・・んーこれは赤味噌で作っても面白いと思うんだけど、僕は無難に白味噌派かな。一口に味噌と言っても」
「フライパンにサバを入れ中火、沸騰したら味噌、みりん、酒、醤油、お砂糖をそれぞれ適量で弱火にかけ煮こみます。とろっとしたら頃合いです」
「キヨピー、加州くん?」
「お皿に盛りつけたものがこちらです。先生お味見を」
「あ、うん・・・普通に美味しいけど」
「次回もお楽しみに」
「んん〜〜???」

「みなさまこんにちは、キヨピー3分クッキングの時間です。司会はあなたの加州清光、本日の先生は大和守安定先生です」
「いくぞオラァ」
「さっそく今日のお料理ですが、にんじんの」
「首出せオラァ」
「先生?今日はにんじんのマスタード和えを作ります。まず材料が」
「首」
「ちがう。にんじん1本、粒マスタードが大さじ2、塩コショウ少々、お酢を適量、それからオリーブオイルこちらが」
「油小路の変だ!」
「ちがいます。隠し味としてハチミツを入れ」
「逃げ隠れしてないで出てこいオラァッ」
「ここでにんじんを千切りにします」
「斬り合い上等ッ!」
「斬り合いはしません。こちらが千切りにしたものです。そして先ほどの調味料をすべて入れて混ぜます」
「全力でかませオラァァァッ!!」
「普通の力で混ぜていただいて大丈夫です。和えたものがこちらになります。お皿に盛りつけて完成です」
「殺してやるよ子猫ちゃん」
「はい、みなさまもぜひ作ってみてください」


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