「はー…疲れた。」


これで転校は何度目だろう。

神奈川から東京へ行き、東京内でも何度か転校した。
ついに大阪まで転校し、そして神奈川へ戻ってきた。

転勤族なわけではない。
親のただの気分だ。


ベッドに疲れた体を任せて倒れ込むように寝転んだ。



〜♪



「ん…?」

寝転んだと同時になった私の携帯。

この音楽は…






運命を君と。
9.Connection








「名前、」

「只今、電話に出ることが出来ません。今すぐ切れ。」

「あーん?」


「…すみませんでした。」
「ふっわかればいいんだよ。」


嫌ってほど聞き覚えのある声、俺様な喋り方。
アイツしかいない。






「あー、忍足?

「殺すぞ。」


「…申し訳ありませんでした。」
「あんなんと一緒にすんじゃねぇよ。」
「ジョークよジョーク。」


景吾はいちいちこういう反応をする。

面白すぎるわ景吾。


「はッ名前、俺様からの電話がなくてそんなに淋しかったのか?アーン?」

「え、43?

「あ゙ーん?」


「……電話がなくてって景吾、3日前にかけてきたばっかじゃん。」
「2日も俺様の声が聞けなかったんだから、当然だろ?」

「全然快適でしたが。」

「ふ…っ恥ずかしがるなよ。
俺様とお前の仲だろ?



ブツッ




「あーあ、疲れた。なんなんだあの俺様は。」

電話を突然切るのはよくあること。
だから気にしない。
景吾は黙ってればカッコいいと思うけど、あまりの俺様ぶりに時々目を覆いたくなる。


「…ん?」

電話を切って携帯のディスプレイを見ると、新着メールが36件来ていた。



いつものメンバーだろうと思い受信ボックスを開く。




上から、


忍足、忍足、清純、光、忍足、ジロー、蔵、忍足、謙也、岳人、長太郎、千里、忍足、忍足………







忍足着拒しよ。



〜♪



ディスプレイに映った名前が目に入った瞬間、電話を切った。





絶対着拒しよ。













―――東京、忍足宅



「あかん!!嫌な予感する!!

名前ーーー!!!


変態が雄叫びを上げていた。





next.

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