「名前ー?」
どたばただった昨日。
昨日一緒に行くと約束したから、
俺丸井ブン太は、
久しぶりに苗字家に来ていた。
運命を君と。
10.Morning
「お邪魔しまーす…」
「あら、ブン太君?」
出てきたのは名前ではなく、名前のママさん、日乃(ひの)さんだった。
ちなみにこれは不法侵入じゃない。
結構前に、俺は勝手に入っていいって許可もらって合い鍵も持ってっからな!!
「お久しぶりです。」
「久しぶりねーカッコよくなったわねブン太君。」
「ありがとうございます。
あの、日乃さん、名前は?」
「まだ寝てるわよ。」
「……は?」
まだ寝てるって…
あと20分で朝練始まるけど。
「ちょ、失礼します!!」
「どうぞどうぞ〜。」
俺は慣れた階段を駆け上って、名前の部屋のドアを勢いよく開けた。
「名前!!!」
ベッドの上で気持ちよさそうに眠る名前。
相変わらずの寝顔が可愛い…
…っじゃなくて!!!!
「朝練遅刻すっぞ名前!起きろ!!」
「んー…ダメ、だよぉ…そんな…………………フ、フフフフ…」
青少年に聞かせてはいけないような寝言…………だと思ったら不気味な笑い。
名前がそんな色気のある夢を見るわけがない。
どうせ食い気だろぃ。
俺と同じようなもんだ。
こいつにはやっぱこういう起こし方か…
「あ、ジャンボチョコレートパフェ」
ガバッ
「どこ!!!???」
……何も変わってねぇんだな。
「あれ…ブン太?私の巨大苺ケーキは?
はッ!!ブン太…食べた!?」
「んなもんねーよ。
お前さっさとしろい。遅刻すっぞ。
ッつか3分で準備しろぃ。」
「はへ…?もうそんな時間?
ってまだ学校には時間が…」
「朝練に決まってんだろぃ。」
「あ、さ…れん………あ、部活!
そういえば転校したどこの部も朝練あった気が…」
「いいから早くしろぃ。」
「………すみません。」
今日もどたばたになりそうだ。
next.
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