やはり朝練に遅刻した2人は真田に怒られていた。
「たるんどるぞ貴様ら!!」
「しょうがねぇだろぃ真田ぁ。
名前連れて来ただけマシだろぃ!!」
「それならもっと早く連れて来ぬか!!」
「無理に決まってんだろぃ!
俺はお前みたいに毎朝4時に起きるほど老けてねぇんだよ!!」
「「「ぶっ」」」
運命を君と。
11.Security Risk
いけないことを言ってしまったブン太は、遅刻して朝練では時間がなかったので、放課後の部活でグラウンド100周させられることになった。
―――昨日転校してきたばかりの名前。
昨日急遽仮マネージャーとなり、立海テニス部部長の幸村によって即正式マネージャーとなった。
今日は立海テニス部での初仕事である。
どんなことが起こるのであろうか。
―――放課後
生徒達が散らばる中、学校の中を全速力で走る女子生徒がいた。
「追いかけてくんなクソ共がぁぁああッッッ」
後ろには、気持ち悪いくらいににやけた顔の男子達。
かなりの恐怖である。
「ッぅわ…!!」
曲がり角に差し掛かると、全速力で走っている女子生徒、名前は、何者かに腕を引っ張られ、後ろから来る男子生徒の群れから逃れることが出来た。
「はぁ…はぁ…あいつらキモいっつの。
……あ、どこのどなたか存じませんが、ありがと。」
「存じませんがってお前…よぉ見んしゃい。俺じゃ。」
名前はその声に振り向くと、見覚えのある長い銀髪がいた。
「あ、銀髪君。」
「雅治じゃ。
…それにしてもお前さんも大変やの。
あんなむさいのに追いかけられて。」
「ホント面倒くさいやつら。………あ、部活。」
部活に行こうと思っていた時に追いかけられ、行こうにも行けなかったのだ。
奴らがいなければ行ける…というより、また追いかけられても困るので今しかないのだった。
「行くか。ま、俺がお前さんを守ってやるきに。」
「どーも。今度は女子に追いかけられそうだけど。」
「気にしなさんな。」
「ごめん気にする。」
男子よりも、色んな意味で女子の方が怖い。
今までにも何度かあったことではあるが、出来れば関わりたくない。
…テニス部のマネージャーをやる以上無理だろうが。
「なぁ、名前、」
「ん?」
名前を呼ばれ再び振り向くと、名前に顔を近づけてきた仁王は口を開いた。
「俺の女にならんか?」
「……………………………は?」
next.
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