「お、ブン太達やっと戻って…って、あれ氷帝の奴らじゃねぇか?」

「本当ですね…どうかしたのでしょうか?」






運命を君と。
16.Confession







ぞろぞろとテニスコートに入って行く集団。

嫌でも目に入る。

練習していたレギュラー陣はその集団の方に向かってきた。





「氷帝か…何をしている跡部。」

「よう真田。名前の様子が気になったのと、所用があってな。」

「む…?」


真田と跡部が挨拶をしている中、ブン太は名前の手を掴んで話し出した。


「俺と名前から全員に話がある。」


「…私も?」

「お前の話なんだから当たり前だろぃ。」



「丸井、なんだ。」

「その前に丸井さん、名前先輩の手、離してくれません?」


黒いオーラを纏って長太郎がブン太に話しかけた。

ブン太はやや冷や汗を流し、渋々手を離した。


「話ってなんだよブン太。」

「名前と俺の関係。
それから…ここにいる氷帝の奴らも。」

「…いや、そんなたいした話じゃないんだけどね。」

「んなわけねぇだろぃ。」

「俺と名前の大事な馴れ初め話やないか。」

「ブン太、さっさと話そうか。」


「そんな、照れんでもえぇやん。
ほんま可愛ぇなぁ名前は。」

「………景吾。」

「あぁ…。」


跡部は指パッチンをすると、黒服の人達が数人現れ、忍足を縄で厳重に縛り、口にガムテープを貼った。
その技を一瞬でやり、消えていった。
忍足は氷帝メンバーによって後ろの方に追いやられた。



「「「……………。」」」


立海メンバーはその光景に唖然としてしまったが、気を取り直して話をすることにした。



「…話、始めるぜ。
何度か仁王とかに聞かれたけど、俺と名前の関係は…」

「ブン太。」

名前はブン太の話を途中で遮った。

「私が…話す。」

「………わかった。」

ブン太は名前の横で黙り、他の皆も黙って名前に視線を向けた。




「ブン太は…








私の婚約者候補です。


そして、ここにいる氷帝メンバーも。」






next.

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