天気は、晴れ。
気温は、良好。
まさに、
「いい加減起きやがれぃ!!!」
「やだぁぁあああああっ」
合宿日和…
かもしれない。
運命を君と。
24.Fierce
「やだやだやだやだっ
ワタシ、イカナイ、アルヨ!」
「お前何人だよ。」
今日から、そう、ついにテニスの合同強化合宿が始まるのである。
いつもの如く、名前を迎えに来たブン太は、布団にしがみついて起きようとしない名前を必死に起こそうと奮闘していた。
「やーだーっっやだやだやだやだやだやだ!」
「ガキじゃねーんだからやだやだ言ってんじゃねーよぃ!!
っつーか今何時かわかってんのかよぃ!?」
今日の集合時間は、8時。
只今の時刻。
7時半。
「名前連れて行かなきゃ俺が怒鳴られんだよ!!
マジいい加減起きねぇと襲うぞ!!」
「襲えるもんなら襲ってみやがれっ!!!」
「アホか!マジで襲うぞ!!
っつかこんなことしてる時間ねーんだよ!
さっさと着替えねーと脱がせるぜ?
いーんだな!」
「ギャーーーーーーーっっっっっ」
立海大附属中学前。
7時55分、
ほとんどのレギュラー陣が集まっていた。
ブン太、名前、そして、赤也を除いて。
「ふぁあぁぁ…おはよーございまっす。先輩方。」
「大欠伸しながら時間ぎりぎりに来るとは…たるんどる!」
「まぁ、あの遅刻魔の赤也にしたら、遅刻しなかっただけマシなり。」
「奇跡だな。」
「先輩達、酷くないっすか?
…と、名前先輩と丸井先輩いなくないっすか?」
図星だけど、と思いながらも軽いからかいの言葉にぼやくと、普段なら絶対一緒にからかってくるブン太と、アホな発言をする名前の姿がないことに気づいた。
「あぁ、ブン太は、名前を引っ張ってくるのにてこずっている確率、95%。」
「…なるへそ。そーゆーことっすか。」
「…ぉ?なんか聞こえんか?」
仁王の発言により、耳をすますレギュラー陣。
…確かに聞こえてくる、何やら騒がしい声。
「もーホント、帰ろ?帰ろーよブン太ぁ。」
「却下。」
「やだやだやーだーっ」
「うるせーよ!!
ったく…やっと着いたぜぃ…。」
すでに疲れているブン太と、明らかにご機嫌ななめな名前。
そんなに行きたくないのか。
「59分…ぎりぎりだな、ブン太。」
「間に合っただけでも奇跡だぜぃ…」
「おはよーっす!名前先輩♪」
「…………ワカメ君…」
「機嫌悪そうやの、名前?」
「銀髪君………」
落ち込んだように下を向く名前。
「大丈夫ですか?苗字さん。
どこか、具合でも…」
名前を心配して覗き込む紳士、柳生。
名前は勢いよく顔を上げた。
「さよなら!アデュー!」
「行かせるか。」
颯爽と逃げようとした名前を捕まえたブン太。
名前の行動はお見通しだ。
「さっさとバスに乗ろうぜぃ。」
「いーーーやーーーだーーーーっっっ」
「朝から壮絶やの。」
「仁王君…何にやにやしてるんですか?」
next.
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