「ねぇ…ワカメ君、」


「ん?なんすか名前先輩。」




「………私と、駆け落ちしない?」

「…え…っ…名前、先輩…?」










「おいバカ也、名前に騙されんじゃねーぞぃ。
ただ合宿行きたくねーだけなんだから。







運命を君と。
25.In a bus









「ひどい…っひどいよブン太!
私をあんなとこに連れてくなんて…
ブン太、私のこと嫌いなの…?
「んなわけねーだろぃ!」
「じゃぁなんなんじゃ?言ってみんしゃい。」
「…っ…言わねーよ!
っつーかなぁ…

なんでここに密集してんだよ全員席戻りやがれ!



合同合宿へ向かう途中のバス内、相変わらず行きたくないと色々な手を使い逃れようとバカなことをする名前。
その保護者のように隣の席で見張りをするブン太。

そして、

名前に群がる立海R陣。


「丸井先輩だけずるいっすよ!
名前先輩の隣なんて!」
「俺はこいつの見張り係りだっつーの。
っつか仁王さっきから何してんだよ!」

「ん?名前とジャレてるナリ。」
「ジャレてないもん!
銀髪くんがイジメるよブン太ぁっ」

「仁王君、女性にそんなことをしてはいけませんっ
は、はしたない…!」

「なーに照れてるぜよ柳生。
よぉ見てみんしゃい、この可愛い表情を。
…めちゃくちゃにしたくなるぜよ。」

「…あ…っやぁ…っ」


仁王は名前に触れ、名前が顔を歪める。
そして顎を掴み柳生の方へ向かせ、柳生はその表情を見て頬を染め、顔を背けた。
仁王が更に名前に触れている手を動かし…


「だーもーっ!
仁王、名前の脇くすぐるのやめろ!
柳生顔赤らめんな!
名前は紛らわしい声出すな!!!


「興奮したー?」

「あのなぁ…」

「さ、騒がしいわ!たるんどるぞ!」
「うるせーよ真田!!」
「す…すまん」
「謝ってどうする弦一郎。」


しっちゃかめっちゃかになっているバス内。
こうして合宿所へと向かっていったのである。



この先何が起こるかとも知らずに―――





そんな中、他校のメンバーも続々と同じ合宿所へと集まりつつあった。





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