『小春ちゃん、なんで白石あんな風に笑ってくんの…好きでもないくせに…いちいち時めく私がアホなんやけどさ、今日もね…』


私と小春ちゃんしかいない部室で私は今日の事を小春ちゃんに話しながらオサムちゃんにもらったコケシを見せた



「ぶっふぉ!名前コケシもろたのね!」
『要らんわ!あげる!』
「私もいらん!」



なんてぎゃあぎゃあ言いながらも小春ちゃんは何時も話しを聞いてくれる。



「うん、白石諦めたらあかんよ」
『うん、ありがとね小春ちゃん』
「私と名前ちゃんの仲でしょ〜ん」
『うっわ!小春ちゃんキモいで』



酷い!と喚く小春ちゃんは置いといて、うっし、と気合いを入れて立ち上がった私は打倒白石!!!と意気込んだ。









「そろそろ小春呼んでくるわ」
「いてらー」


部長という役柄はこうゆうときに使えるな…とか思いつつ、小春よりも名前が何してんのかが気になってた。

部室のドアノブに手をかけた時、中から『打倒白石ーーー!!!』とエラい物騒な叫び声と囃し立てる小春の声が聞こえた。



まって、俺ほんまなにした?











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