AM 6:00/s.s



AM6:00

「ただいま。」

櫻「今何時だと思ってるの。」

「えっ?朝だよー?」

櫻「朝だよーじゃないでしょ。」

「ん?何ー?怒ってる?」

櫻「怒ってる。何してたの?」

「友達とカラオケだよ!あっ!もちろん男の子はいないよ!」

櫻「当たり前でしょ。男が居るとかありえないから。」

「ねぇ。何で怒ってるの?」

櫻「わかんないの?」

「...うん。」

櫻「こんな朝まで外にいて何かあったらどうするの?俺心配で寝れねーよ。」

「えっ?...ごめん..なさい。」

櫻「なまえが心配だから怒ってるの。」

「...ぐすん...」

櫻「これからはちゃんと帰るとき連絡して。」

「うん。..ごめん..なさ..い。」

櫻「もう、泣かないでいいから。お風呂入って寝よ。」

「うん。」

櫻「なまえ。大好きだよ。」

「...ぐすん...私もだよ...翔くん。」


心配してくれる彼がいるなら、

たまには朝帰りもいいかもね。

- 6 -
←前 次→