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ろくてんご
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ジュニア時代、俺はあいつとずっと一緒におっ

たと思う。あいつが俺に惚れてることも知って

たし、俺があいつに惚れてることも気づいてた

と思う。でもお互いはっきり言葉には出さへん

かった。あいつの初めてを奪ったのも俺やっ

た。もちろん同意の上やった。あの頃の俺のフ

ァンはなまえの存在に過敏で嫌がらせをす

るのも時間の問題やと思ってた。俺はある日出

待ちで待ってるファンの前でなまえのこと

を"俺の可愛いペット"と言うた。あいつはえ

っ?って顔を一瞬したけどすぐに笑顔を作り"こ

の飼い主全然優しくないんです。"と俺のファン

に言うた。あの日からあいつは俺と少し距離を

とって接するようになった。それから2ヵ月後

くらいにニノと付き合った報告を受けた。俺は

その日そっと自分の気持ちに蓋をした。



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