はじまりの合図


「みんな集まったみたいだね」


カカシさんに集められたのは、俺、ヒカリ、サクラの三人。


「シカマルを小隊長に、調査してきて欲しいことがあるんだ」



調査か。それにしては珍しいメンバーが集められたな。まぁ人手も足りてねぇし、仕方ないのかもしれねぇけどよ。


「シカマル、腑に落ちないって顔してるね」
「いや、調査だけならもっと適任なメンバーがいるんじゃねぇかって思っただけっすよ」
「さすがだね。でも今回はただの調査だけじゃあ済まないかもしれなくてね」


まためんどくせぇことになっちまうか?なんとなく嫌な予感がして、考えるよりカカシさんの言葉を聞く方がいいか。なんて。



「簡単に言えば、今抜け忍がある村を牛耳ってるって噂があるんだけどね、」
「春日の村っすか?」
「ヒカリ、その通りだよ。その村の様子を見てきて欲しいんだけど、恐らく調査だけでは終われないと思うんだ」
「戦闘になる可能性があるってことっすね?」


なるほどな。まぁならこの人選もあながち間違いじゃねぇか。


「出来れば戦闘は避けたい。相手の情報が少なすぎるからね。でも恐らく相手は村に結界をはっていて、そこに侵入しようとすればたちまち叩かれる。だから頭のキレるシカマル、勘がよく戦闘向きなヒカリ、そして医療忍者のサクラに頼みたいって訳」
「一筋縄ではいかねぇ、ってことっすね」



まぁまためんどくせぇことに巻き込まれちまうっつーことだけど、そうとも言ってられねぇからな。隣ではヒカリが「見つかったら倒せばいいっつーことっすよね」なんて言ってやがるし、サクラも満更でもねぇ顔してっし、ここは小隊長として任務こなしてくっかな。



「くれぐれも無理はしないように」
「うっす」


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