羨ましいだなんて


木の葉を出て少ししたところで、ヒカリが「ねぇねぇ」なんて言い出して、


「何よ?」
「私、勘がよく戦闘向きって」


あまり表に感情を出さないヒカリが、嬉しそうな顔してそんなこと言うもんだから、なんとなく緊張がほぐれたわよ。まぁ、その表情も私たちだからこそわかるっていうか、はたから見たらわかんないんでしょうけどね、本当呑気なんだから。



「そりゃお前頭使えねぇってことだろ」
「ひでぇっすね、シカマル。感覚で動けるってことっすよ」
「まぁそれも忍にとっちゃいいことなんだけどよ」
「私にない頭はシカマルに補ってもらうっすから」



本当この二人って、なんていうか二人三脚な感じよね、昔から。お互い無愛想なところとか、面倒くさがりなところとか似てるのに、ない部分は補い合ってる。


シカマルが頭を使って策を練る、そしてそれをヒカリが実践する。ヒカリが光、シカマルが影。
日常だってそうよ。ヒカリが自由気ままに動いたって、シカマルが迎えに行く。妬けちゃうわよねぇ、素敵な関係だと思うもの。


「そろそろだぜ」
「準備万端っすよ」
「私もよ」


私はこの二人を支えなくっちゃね。


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