持ち堪えてくれと


《シカマル、サクラ、ごめん、見つかったっぽいっす》


案外早ぇじゃねぇかよ。あのバカ。
どこでだ、と問いかける間もなくヒカリの雷遁が光る。そして高く上がる水。相手は水遁か。あいつの位置は把握した。


「一旦引けるか?」
《ゴリゴリの攻撃仕掛けてくるっすよこいつ、光遁・風雷壁!》



……この様子じゃ無理か。
ヒカリ一人でもつなら、こっちの情報を漏らさねぇためにも参戦したくねぇ。情報が少なすぎんだよ、どうする。


「おい、ヒカリ、サクラ聞こえっか?今の状況を出来るだけ俺に伝えろ。なんでもいい、小せぇことでもいいからよ」
《私の方は何ってこともないわ。ただ、ちょっと気になるのは、一人でずっとヒカリの術が見える方を見てる人がいる》
「中か?」
《ええ、村の中からよ。ここからじゃ遠すぎて、どんな人かもよくわからないけど》


村人か、もしくは支配してる側の人間か。
どっちにしても相手側に増援が来ちゃおしまいだ。


《こいつ、戦うってより術ぶつけてくるだけっす。だからって隙も見せねぇ、》


「サクラ、ヒカリのところへ向かえ、俺もすぐ行く」
《わかったわ!》
「ヒカリ、俺らが着くまで耐えろ。無理はするな!」
《水遁には雷遁が有利なんす、よ!》


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