##name_1##のこと意識してるなんて知られたら、きっと今よりも距離が遠くなる。##name_1##も、岩ちゃんも、すごく優しいから。
##name_1##と岩ちゃんが付き合って早数ヵ月。時間の流れというのは時に残酷なもので。二人の間をあっという間に近付けた。
俺はというと、今まで通り部活に勤しんで言い寄ってくる女の子たちの相手をしている。バレーは充実しているが、それ以外は中身のない毎日。岩ちゃんはバレーの相方だから今まで通り一緒にいるけど、##name_1##とは彼女の方から来ない限り俺からはなるべく近づかないようにしている。
幼馴染みだからって##name_1##と一緒にいるときっと岩ちゃんが不安になるだろうっていうのもあるけど、一番は辛いから。こんなんでもやっぱり何年も好きだった訳だし、それでも傍にいて隠し通せてきたのは彼氏になる人が俺の大切な人じゃなかったから。多分いずれ別れる、そんなおかしな確信を持っていたからで。(まぁその通り、今まで片想いで終わったり長く続いたこともなかったけれど)
だけど今回ばかりは違う。俺の大事な相棒で、悔しいけど岩ちゃんのいいところなんか嫌ってほど知ってる心の根っこからいい奴。だからこそ、##name_1##の傍にいるとずっと平常心を保っていられる自信がない。だけど彼女はそんなのきっとお構いなしで。
「‥徹?」
「え、あ、なに?」
「なんか最近、元気ない‥?」
突然俺のところにきたと思えばこれだ。俺の今までの気持ちになんか一切気が付いていないのに、そういう余計なところだけは勘が働くらしい。(普段は頭の中お花畑のくせに)だから、厄介なんだ。
「気のせいでしょ、そんなこと言って俺と話してないから寂しいんじゃないのー?」
「全くもう、心配して損した!」
「##name_1##に心配されるほど落ちぶれてはいませんよー」
なんてね、落ちぶれてるよ、十分なくらいにね。でもここで気付かれたら、##name_1##のこと好きだって知られたらそれこそ終わりだ。距離が近すぎるからこそ、崩れた時の修復は時間がかかる。
そんなことになったら、俺は
(彼女とこうして会話することすら、できなくなるかもしれない)