##name_1##とはそう、いつからだっけ、確か中学生からの付き合いになる。同じクラスになった彼女は、隅の方でゲームをしているおれに話しかけてくれた。あまり人と話すのが得意ではないので、きっとその時のおれはそっけない態度をとっていた。でも彼女は気にしていないようで時折おれの席にきては楽しそうに話をしていた。そしていつの間にか学年の違うクロとも打ち解けていた。(おれとクロはよく一緒にいるから、当然といえば当然だけど)
それから何がきっかけになったとかではないけれど、自然と一緒にいることが多くなった。割とゲームもするみたいでその手の話もできるし、なんていうかクロもそうなんだけど、一緒に居ることに気を遣わない。‥っていうより、なんだか##name_1##は一緒にいて心地よい。
「んーミスドのアップルパイ安定!美味しいね」
「うん、そうだね」
##name_1##と帰るときは、ミスドに寄って公園で食べるのが日課になっている。はたから見ればもしかしたら付き合ってるように見えるかもしれない。(‥いや、相手がおれだから見えないか)
‥そういえば##name_1##から彼氏とか、一度もそういう話を聞いたことがない。おれは##name_1##のこと可愛いと思うし、彼氏がいてもおかしくないんじゃないかって思ってるんだけど。(実際クラスの男子が##name_1##のこと可愛いなって噂してるところ、何回も聞いたことあるし)だから、彼女がこうして一緒にいてくれるのは嬉しいけどなんだか不思議だ。
まぁ、好きな人でもいたらこうして二人で帰ることもないだろうけど、なんて。改めてそう考えたら、なんかもやもやする。なんだろう、こんな気持ちになったことがない。
「‥んま、研磨!」
「‥え、あ、なに?」
「どうしたのぼーっとして」
「‥っ、ちょ、顔、ちか‥」
色々考えていたら、どうやら##name_1##の話を聞いてなかったみたい。不思議に思った##name_1##がおれの顔を覗き込んでいて。気が付いたら突然目の前に彼女の顔があってどきりとした。
「研磨、ぼーっとしてるんだもん、考え事?」
「ううん、なんでもないよ」
「そう?じゃ、帰ろっか」
「そうだね」
なんだか##name_1##の顔を見るのが恥ずかしくて、今ばかりは目線を逸らすためにスマホの画面へ目をおとした。さっきの、すぐ近くに##name_1##の顔があった事を思い出すと心臓がばくばくして彼女に聞こえてしまうんじゃないかってくらい。
もしかしてこれが俗にいう、
(好き、ってことなのかな)