!HAPPY VALENTINE!
『ホワイト』
ヤケクソ半分に煽ってやろうとシャワーを浴びてベッドにごろんと転がると、触れようとする手を叩いて拒んだ。不満そうな顔をするのをにっこり笑って黙らせて、ホワイトチョコレート味のローションを自分の体にぶち撒ける。力一杯に捻り出したせいだろう。甘ったるくて乳くさい、どろりと白濁した液体が顔から胸、腹、股間までべっとりと飛び散った。
「けっこうちゃんとホワイトチョコだな」
鼻先から頬にかかったローションをすくって舐めると、本当に『ホワイトチョコ』をしている。さして甘味に頓着しない者でもそう思うのだ、がぜん他の味が気になってきた。顔のべたつきが気になるのと、予想外の味の良さにすくって舐めてをくり返していると、じっとりと湿った、けれども怒りを孕んだ視線が向けられていた。
「んだよ」
「お前、ワザとじゃあないんだよな?」
「なにが」
急に責めるように睨まれたものの理由がわからない。煽ってやろうとはした。年上の恋人は空却がはしたなくていやらしいかっこうや行為をすると、眉をひそめながら股間を勃てる。わかった上でローションをぶち撒けたのに放置して甘くて美味いなんてしていたから怒ったのか。
「しょーがねぇだろ、これけっこうイケるんだよ」
舐めてかかったら美味かった、と指先に残った粘りをちゅぱ、としゃぶると、眉間のシワが深くなり、ぎ、と目を細められた。そんなにか。そんなにも触れてはならない逆鱗だったのか。わからず目を白黒させていると、どすん、と正面からのしかかられた。
「……タチが悪い」
「はぁ?」
ため息をつきたいのはこちらなのに深々を息を吐くと、いつの間にか持っていたローションをこちらに向けて構えていた。避けるにしてもかばうにしても時間が足りない。間抜けにも口をあ、の形に開いたまま、びゅる、と吹き出したローションは再び顔面へと直撃した。
べとつく液体はそのまま最初の跡をなぞるようにぶちゅ、びゅぅっ、と全身に――一部、乳首を執拗に狙われたりしたが――ばら撒かれる。自分が発端でもあるし、と無抵抗にされるがままになっていた。が、
「わ、ちょ……っ!」
ローションボトルが置かれ、股間で止まると思ったそれは、まだ終わりではなかった。なんと両足を持ち上げられ、ぱっくりと開かれたのだ。全身のべとつきで動きにくく、甘い香りとわずかな媚薬効果でぼんやりして、すっかり反応が遅れた頃には遅かった。
大股開きの状態でぐるん、とひっくり返され、秘部が自分の目の前にある。ふるふると勃起したちんこと、さっき準備を整えたばかりのこと尻がくぽくぽとひくついているのなんて、見たくない。しかも、ぶち撒けられたローションでてらてらと白くぬめっているのが――
「どこまでお前が狙ってやってるかは知らないけどな」
「やめ、ろっ」
苛立ちを隠さない声からほとばしる怒気とは裏腹に、後腔をくぱ、と開き、ローションの注ぎ口をそえる手に迷いはない。馬鹿みたいに熱い体に当てられた無機質な冷たさにふるえても、恋人はびくともしなかった。
ぶちゅぅぅ……っ! と勢いよく押し出され、流し込まれる白く濁った粘液の甘い香りが鼻をつく。さっきまで舐めしゃぶった、ホワイトチョコレートが胎へと一気に注がれた。高すぎる体温に負けて、ローションがひどく冷たく感じてしまう。
「ひ、ぅ……っ」
「よくもまあ、俺の前でこんなことできたなぁ……?」
「これ……、ろーしょん……っだか、らぁ」
「でも、そう思ってやったんだろ?」
俺が自分以外のちんぽ汁でどろどろになったお前を見て怒り狂うのを期待したんだろう――?
「は、ぁうっ!」
ボトルに残った全てが注がれ、あふれ、こぼれ落ち、それをまたすくって押し込める。やわらかくなった後腔の肉壁に擦りつけ、馴染ませるように動く指に、ナカがちゅぱちゅぱと吸いついた。
「ほんっと……ちっちゃいまんこのくせしてちんぽ汁だぁいすきだなぁ……?」
「ゃぁっ、だぁ……!」
「やじゃないだろ? お望みどおりいぃ〜っぱい、かわいがってやる」
浅瀬の弱いところをこちゅこちゅとほじられると、やらしいおまんこはすぐに媚びてしまう。もっと奥、とおねだりしてきゅうきゅうと締めつけて引き込もうとするのを喉奥で笑われて、恥ずかしいのに胎の奥がきゅん、と跳ねた。
おまんこが熱いのはかわいがられているからか、甘く香る媚薬のせいなのか。注がれたローションは指で届く範囲にはすっかり塗り込められ、はしたなく指より大きく、太く、熱いものを欲しがってひくついてしまう。きっと恋人だって気づいているはずなのに。
「も、ゃあっ……!」
なき声も無視され、とちゅんっ、とやわくほじくられ続けた場所を強く弾かれ、のけ反って達してしまった。指をきゅんきゅんと食い締め、ぷしゃ、という粗相での絶頂を見届けると満足そうなくちづけが降ってくる。
「……これからすけべまんこに本物ちんぽ汁で種付してやる」
ゴムがいらなくなっちまったな、と囁く声に淫らな期待が止まらない。また、胎の奥がきゅん、とふるえた。
!HAPPY VALENTINE!
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