番外編
"夜、俺の部屋に来い"
そう言われた時、少しだけリヴァイ兵長が苛立っている様に見えた。何か気に障る事わしてしまったのだろうか。だが考えても答えは出る事は無くて。
夜になるまでの間何をしたかも覚えてないくらい考えた。覚えていないのではなくて、考える事しかしてなかったのかもしれない。
時間が差し迫る。もしかして、別れ話・・・?
唯一でた答えがこれだ。そう思うと本当にそうなんじゃないかと、頬に涙が伝う。
覚悟なんてなんにも出来ていないけれど、兵長の部屋へと足を運んだ。
深呼吸をして、覚悟を決めて、ノックをしてルイーサですと名乗ると入れと言われた。
入るのが怖い。もし本当に別れを告げられたとしたら、私はやっていけるのだろうか。
「失礼します・・・」
「ルイーサよ、お前に話がある。」
やっぱり私の嫌な予感は的中したのだ。
「私は嫌ですよ!別れるなんて!」
素直な想いを告げた。別れたくなんかない。
あの時、確かな幸せを感じたのだ。そして皆を、リヴァイ兵長を守ると決めたのだ。
「オイ、何言ってやがる」
「え・・・別れ話、するんですよね?」
「あ?どうしてそうなった」
そう聞かれたので、今日今に至るまでの経緯を話した。
「呆れて言葉もでてこねぇな。取り敢えずこれだけはハッキリさせとくが、それは全部勘違いだ」
「ごめんなさい・・・、え、じゃあ本当の用事は何だったんですか?」
「俺達が付き合ってどのくらいになる」
「1年近く、ですかね?それが何か関係あるんですか?」
兵長は盛大にため息を吐いた。
「いつまで俺の事を兵長と呼ぶつもりだ?」
「え・・・っ?」
「名前で呼べと言っている。あと敬語もやめろ」
「そんな急に言われても困ります!」
「あ?俺がどれだけ待ったと思っている」
それを言われたら、私には敗北の二文字しかない。
「り、リヴァイ」
名前を口にしただけでこんなにもドキドキするのか。
「リヴァイ、すき」
「いい子だ」
唇が軽く触れ合う。それだけで優しさが伝わる。
あぁ、やっぱりこの人が私に本当の幸せを与えてくれてるんだ。
この先もずっと、貴方の隣にいたいです。
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