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兵長と交際をスタートしたものの、誰かに告げる訳でもなく、たまにいつかの高台で他愛のない話をしていた。
今日の訓練は厳しかった、だとか。
昨日のご飯は美味しかった、だとか。

本当に誰が聞いてもくだらないと言うだろう。

けれど、兵長は嫌な顔ひとつせず私のくだらないお喋りに付き合ってくれる。

「ーー兵長」
「あ?何だ?」
「好きですよ。」

「そうか」一見ぶっきらぼうに聞こえる一言だが、その言葉にはちゃんと優しさが入っていて。

抱き締めてくれる優しさも、大切だと思ってくれていることも。

「はじめて会った時は凄く怖かった」
そう言えば、確かに怯えていたな、と小さく笑う。


「ーーーリヴァイ兵長」
「今度はなんだ」
「自由はまだわからないですが、本当の幸せとやらはわかりましたよ、私」
「そうか」
「今こうしてリヴァイ兵長とお話している事も、お付き合いして下さった事も。リヴァイ兵長と何てもいい、何か一緒になってする事が、私にとって最大の幸せです」

何も言わなくていい。
貴方は私に沢山の幸せをくれたから。

今度は私が貴方を幸せにしてあげたい、そう思った。


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