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昨日の訓練の結果発表が告げられる。
私以外の新兵(同期)は皆ばらばらになった。

そして私なのだが、リヴァイ班に所属する事となった。
新兵がいきなりリヴァイ班に所属する事は異例なのだと言う。精鋭でなければ所属出来ない班だから余計に。
ただ、その分前線で戦う事も多い。即ち死ぬ確率も大きく上がる。

「ルイーサと言ったか、ついて来い」

「はい」、たった一言で返事をしてついて行く。
そしてとある部屋に案内された。
埃一つなく、隅々まで掃除が行き渡っているような部屋だった。

「人の部屋をジロジロ見んじゃねえよ」
「えっ、ここ兵長のお部屋だったんですね」

「で、だ。お前は俺の班に入るのは不服か?」

突然何を言い出すのだ。寧ろ私でいいのかと聞きたいくらいだ。

「不服なんてとんでもありません。ただ私は新兵です。訓練を積んでいたとしても、実際巨人と戦った事はありません。なのにいきなり兵長の班に入るのは足でまといになるのではないかと思いました」
「そうだな、実際腑抜けた奴らは壁外に出た途端に怖気付いて食われてった。だがお前は違うと俺は思う」
「何を根拠にそんなことを・・・」
「お前の目を見れば分かる。お前は戦える、腕も確かだ。ただ少しの迷いがそれらにブレーキをかけている、俺にはそう見えるが」

あなたについて行けば、少しでも夢に近付く事が出来るだろうか。
常に前線に立ち、心臓を捧げ、無事に帰って来れるのか。死んでしまえば夢なんてものはなかったものになる。
それらが兵長が言う、私の迷いなのだろうか。
ならばその迷いを消しさろう。
私はどんな形であれ、必ず生きると。そして自由を手にし、本当の幸せとやらを見つけ出すと。


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