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*7人目はほんのり

この世界に生まれ変わって18年、生まれつき持っていた2つのチカラである波紋とスタンド……どちらも百合子自身を補助してくれる能力として使って生活して来た。
イタリア人の父が、この呼吸法の事が書かれた本を好きに読んでも良いと言って百合子に渡したのは5歳の頃、父の仕事の都合でイタリアで過ごしている時だった。
この呼吸法をちゃんと修行したいと言えば、父は渋々ながら波紋戦士なる人物に話を通してくれたりもした。2部から40年近く経っているが波紋戦士は存在していた。
主に教えてくれた人は原作に居た人では無いと思う。いや名前が出てなかっただけ、の人かもしれないけど。
例の地獄昇柱は15歳でクリアした。原作知識として知らなければ、あの凹みに手を掛けていたかもしれない。やれば出来るだろうが、あれはちょっとやりたく無い。

それから父の仕事の都合でイタリアから日本へ初めて来たのは高校の入学前だった。

その高校の同級生でも不良として有名な空条承太郎と見知らぬ男子生徒ーーいや前世知識では当然知ってるーーとの所謂スタンドバトルとでも言えば良いのか……どう見ても窓辺に居る男子は喧嘩腰と言うか敵視して来るものだから空条に加勢した。

少しばかり気分が昂ったのは事実だが、この怪我して脱力した花京院を空条家の玄関から運べと言うのは、少しだけイラッと来た。

ーー脱力した人間は重いものねえ、鍛えてるって言ったって普通の女の力は貧弱よ。ま、私はもぉッと鍛えてるからイケるけどさァ。

「あら