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名前 光月ボタン
異名 追い風
年齢 9歳(ワの国出国)→25歳(エースとの出会い)→26歳(白ひげ加入or1年後に麦わら加入)→27歳(頂上戦争)→29歳(新世界)
身長 201cm(おでんより80cm小さい)
家族 おでん(父)、トキ(母)、モモの助(弟)、日和(妹)
役職 戦闘員→ナース(スペードにいた時は、料理もしていた)
元7人目、40歳の時に世界の一巡時に死亡
転生後はワの国でおでんの長女(モモの1歳上の姉)として誕生する
波紋とスタンドはある
0歳 モビーディック号で生まれる
1歳 モモの助誕生
3歳 日和誕生、おでんがロジャーの船に乗る、おでんが妻子をワの国に届けて再度旅に出る
4歳 おでん帰国、おでんたちの補佐をする(この間に、おでん二刀流を習っていた)
9歳 おでんが処刑される、近いうちに逃げる用意を、と思っていたので秘密裏に用意していたが、あの日、子供たちが(未来、国外、国内)バラバラに逃げて海に出られたのはボタンだけだった
16年間は1人で世界中を旅していた
途中でレイリーとシャクヤクに世話になった事もある
25歳の時に東の海でエースと出会い、スペード加入
26歳でスペードでワの国へ行くが、残ることはしない(出来なかった)
26歳、白ひげの船に乗る為にナースに専念するor降りる
27歳 頂上戦争
29歳 新世界編
格好は着物。生地さえ入手出来れば縫える。ワの国の女の嗜みである。
癖のある黒髪をのばして、ポニーテールにしている。化粧はしている。
2本の刀を腰に差している。白縫と帰蝶。
完全に外見もパワーもおでん似。おでん(サラダ)みたいな感じ。1人でおおよそ出来ちゃうところもそっくり。父直伝のおでんも作れる料理上手。
いい加減で面倒臭がるが、落ち着いて重厚(どっしりと落ち着いていて厚みがある)な人。鷹揚(小さいことにこだわらず、おっとり、ゆったりしていて上品で落ち着いている)で屈託がなく(心に何も引っかかるものがなく、自由で開放的な状態)、無神経に見えて自己主張が強い。
意地っ張りで天邪鬼。負けず嫌いで攻撃的な面もある。強引で反骨心が強い為、技能や基礎能力が人より高い。
一言でいうと「面倒臭がり」。
この話では、ボタンが料理を担う事で栄養状態が良くなったエースはたった2年で、本来の身長185cmから25cm大きい210cmに伸びている。
ルートM
白ひげの船でナースをしてまでエースといる事を選んだルートだがマルコ落ち(白ひげとエース存命)
スフィンクスでマルコと暮らすことになる
討ち入りには参加するが名乗ることはない
ルートA
戦闘員という立場も、エースと同じ船に乗りたいという希望も捨てられなかったために、ひとり旅に戻ってルフィに出会うルートだがエース落ち(白ひげは亡くなった)
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この島は天国に1番近い島なのだと言う。入ったら最後、特殊な海流のせいで出られないらしい。誰が言ったか“東の海”の美しすぎる島“シクシス”。確かに広がるエメラルドグリーンの海は美しいが、まさか東の海で難破するとは、さすがに予想だにしていなかった。
この島に漂着して直ぐに分かったのは、早目に出た方が良いだろうという事と、自分以外にも遭難者がいるな、という事だった。
この島には食料になるような生物が少ない上に3人の生きた人間。そいつら次第ではあるが、気が合えば協力できる。出来ないようなヤツらでもどうにでもなるだろう。そう思い、私はひとまず少し強そうな方に向かった。
年若い男が波間で崩れたイカダと格闘していた。泳げるらしく、直ぐに岸に上がってきた。
「今度も失敗か……」
どうやら1度目ではないらしい。脱出すると言う気概はあるようだ。
「はじめまして、こんにちは、私はボタン。遭難しちゃってね。協力して脱出しない?」
そう声をかけると男は一瞬だけ驚いて、すぐに人懐こい笑顔になった。ボタン、今生の言い慣れた名だ。
「おお、もちろん。はじめまして、おれの名はエース。よろしくな!」
律儀にもお辞儀をされて、思わずお辞儀で返した。
「こちらこそよろしく」
男はオレンジ色のテンガロンハットを被って、赤い首飾りをつけていた。それとエースという名に遠い記憶が、はたとよみがえる。ああ、主人公ルフィの兄だ。だが私はアラバスタ編までしか見ることがかなわず死んだ。だから先ほどの様子で、まだ悪魔の実を食べていないと分かるが、それしか知らない。
「ねえエース、向こうのほうにも人の気配があるのよ、協力してくれるか散策がてら一緒に見に確認しに行ってくれる?」
体力のあるうちが良い。エースはどうやら既に6日目らしい。この世界の男ならそれくらい平気だろう。私でも波紋の呼吸を使えば1か月は平気だった経験もある。
「そうなのか?いいぞ」
これが私とポートガス・D・エースの出会いだ。意外とノリが合うヤツで、この反応はかつて想像したルフィと良く似ていた。つまりは一気にエースを気に入ってしまったのだ。
遭難したての私だから持っている保存食と水を少ないだろうが分けておいた。早速、その干し肉とドライフルーツをウマイウマイと食べている。すぐに食べ切って、飲みきっていた。さすがに腹も減るし喉も乾くだろう。私はスタンドのおかげで水には困らないから、水はボトルを回収して後で補充しておこう。
「お互い災難だったな……」
もう1人はエースと同じくらいの歳の頃の男だった。骨だけになった海賊のなれの果てに話しかけるくらいには、追い詰められているらしい。
「せめて墓でも建ててやろうぜ、おれも手伝うからよ」
情のある良い男ってのはこう言うヤツを言うんだろう。顔にマスクをつけた男は、力なくエースに同意したかと思えばたっぷり考えこんでハッと顔を上げた。
「誰だ今のっ!?」
驚いた男が顔を上げて目が合うと、エースは私の時と同じく礼儀正しく挨拶をする。面白いヤツである。
「あ、どうもはじめまして」
合わせて挨拶しておく事にして同じくお辞儀をした。
「おれの名はエース。こっちは友達のボタン。浜辺を散策しているところだ。よろしく」
「ご紹介に与りましたボタンです。よろしく」
座っている男は目を見開いて、呆然としている。ふと希望が目に浮かぶが、残念だったなと心の中で同情する。救援だと思った?違うんだなコレが。それよりも既に友達と呼ぶこの男の人誑しぶりに、自分でも分かっていても誑し込まれているのが分かる。
「突然ですまねェが、船が壊れちまったんだ。助けてくれ」
「同じ境遇のやつじゃねェかっ!」
男は頭を抱えて嘆き叫んだ。しかしこの同じタイミングでの漂着は協力できれば暁光だ。協力する気が有ればだが。
男も船が沈んだらしい。唇も割れて血が出ている。対してエースも、漂着したての私もまだまだツヤツヤしているし何なら私は、久々にワクワクしていて薄ら笑っている自覚がある。エースなんて陽気に私以上に笑っている。私は最悪の時は泳いで行けるかを試す気でいる。”偉大なる航路“でも必要に駆られて泳いだ事もある。なんとかならない時はそこまでだったと言うだけだ。
「おれァ……ここに来て3日目だ……」
しかしそんな私たちの様子が気に入らないらしい男は苛立ちを誤魔化しもせず、少しドヤ顔でそう言った。残念だがエースは倍である。それを聞いて再び叫ぶ男に、こいつはこいつでツッコミ気質なのかと腑に落ちた。
そんなことよりも、とエースは本題に入る。いかだを作ったがすでに何度か失敗していること、3人で協力して船を作って脱出しようと持ちかけた。しかし男は思い巡らしつつも乗り気ではないようだった。
「そういや、まだ名前を聞いていなかったな」
「お前らに名乗る名前なんかねェよ……」
「なんでだよ?おれたちもう友達だろ?」
ーーおれたちもう仲間だろ?
かつて読んだ漫画の数コマが脳裏に過ぎる。まだ先の起きていない出来事。やっぱりこの人は素敵な船長になる。ルフィが出発する頃には白ひげの2番隊隊長になるらしいが、せめてそれまでは私は彼の為に彼の元で戦いたい。故郷でかつて兄に対して願っていた気持ちに近いが、少し違う想いが溢れてきた。
「なあ、名前くらい教えろって」
「そうよ、こっちだって名乗ったじゃあないの」
「うるせェな……。そうだな、ペンネームでいいなら、いくらでも教えてやるぜ?」
「ペンネーム……?」
「あんたが物書きだって言うわけェ?」
分からないって顔をするエースも面白いが、私が思い浮かぶのは岸部露伴。あの男とイメージが違いすぎて首を傾げていた。
「まだこれからだ!しかしエースってのはイイ名前だよな。いずれ冒険記を書くときに、使わせてもらおうか」
名前を使わせてもらうと言われてエースは顔を曇らせる。
「おい待てよ。おれの名だぞ」
そこから名前を使う使わせないのやり取りの後、島にあると言う宝の話になる。だいたいは上陸が難しい、出航が難しいなどの理由で人の寄り付かない島には海賊の宝が眠っているという噂がよく流れる。本当だったり、ただの噂だったりする。つまり行ってみなければ分からない。詰まるところロマンだ。
「そうだ、お前デュースにしろよ!」
急にエースが思いついたらしい。響きがエースに似ていると言う理由だけで、意味は知らずに提案していると2人の会話で分かって笑ってしまう。
「あはははは、いいじゃあないの!エース、デュース、偶然にしても、まるで示し合わせたようで面白いわ!私は気にいったわよ」
「ほら!ボタンも気に入ったってよ。だいたいな、呼ぶとき不便なんだよ。これからお前のことデュースって呼ぶからな!いいな!」
念押しまでされて不服そうなデュースを知ってか知らずか(いや、きっと気にしていない)、エースはまじまじとその顔を見て疑問を口にした。
「でだ、さっそくなんだがデュース。さっきからずっと気になってたんだが……あんたのふるさとじゃ、みんなそれ着けてんのか?それとも、祭りかなにかか?あっ、もしかして触れちゃまずかったか?」
身を乗り出す様子に、ずっと聞きたいと思っていたのだろうことが察せられて、可愛いぞこの男!と思ったらこの気遣い。このときの私は、まだ気づいていなかったが確実に惚れつつあった。
この仮面を好きで着けていて悪い謂れもないとなると、マスクド・デュースと名付けて満足したらしいエースに名付けられて不服そうな男は事情を説明しはじめる。
どうやら、海に出ることで素顔を晒さない為、海軍にも素性がバレずにすむと言う理由らしい。ずいぶんと陸の家族が大事なのか、逆に命を狙われる理由が故郷にあるかのどちらかだろう。