FF10 / ブラスカとガード

一つのゲームにハマったら、トコトンやり込む。其れが小説や漫画ならば時系列順に起きた出来事の年表を作ってみたりする。そう言うのが私のハマった何かに対するスタイルである。
15年前に大いにハマってやり込みと周回プレイをガッツリやったゲームの一つがFF10だった。当然、他にも色々やったけれど、FF10の続編が出ると聞いてから、一番に願ったのはユウナの父であるブラスカ達の旅に沿ったストーリーをプレイしたい、と言う事だった。当然無理だったが、一応続編もプレイした。後付け設定と言われたらそれまでではあるが、色々と驚きの新事実が出てきて、まあ絶句した。
そして、何とかアルティマニアの力を借りつつ何度目かのプレイでは、コンプリート100%でクリア出来た。それからずっと後に出た2.5だの何だのには、10-2なんて可愛かったわ、と言える程に衝撃だった。当時の純粋に泣いた私の涙を返してほしいくらいのショックだった。
そんな私は、29歳のノンキャリアの警察官だったのに……まあ、体感で130センチ後半くらいの身長っぽいので9歳後半から10歳なりたてだろう。そしてここは何故か廃墟である。見覚えは無い。しかしボンヤリしてる暇は無いだろうから、あたりを少しずつ探索したところ、ふと知っている様な感覚に私は首を傾げた。そのまま辺りを見渡していると、今の自分達の姿くらいの年齢だろう少年が瓦礫の影に居る事に気付いた。少年を見て、ココが何処だかようやく理解して、私は一瞬の混乱を経て、何となくではあるが事態を把握した。
「お前も、追放されたのか?」
少年の問いは彼が追放された身だと告白している様なものだった。
「似たようなものだよ。頼る先の無い子供……私はベル。君は?」
捨てられたと言うなら、親では無く世界に捨てられたのだけれど……誰にも、そんな事を言う必要など無いだろう。
「僕は、シーモア。僕にはお母さんが居るけど……ベルには居ないんだね。一緒に来る?」
実際、困っている身としてはシーモアの申し出は有り難い。けれど、こんな場所で母と子の二人きりでも大変だろうに、私まで居ては……。
「でも、迷惑かけちゃうよ。」