FF12/

解放軍として行動を始めるにあたって、アーシェという名を封印して、偽名としてアマリアと名乗る事になって、私を直接知っているのはウォースラだけと言う環境だった。ウォースラの事は子供の頃から信頼しているとは言え、頼り切りになってしまうのは心苦しかった。
だから、出来る事は何でもやるとウォースラに常々言っていた。私を利用することで、ダルマスカの民が無事に生きて行けるのなら、どんな苦境にも耐えて見せる、そう決めていた。

寝泊りする家も、節約の為にウォースラと同じ家の同じ部屋だった。部屋数の問題でもあったけれど、ベッドは二つ。と言っても狭い部屋だったから、小さなチェストと並べて置いたベッドでいっぱいになる。その上、ベッドは隙間も無く並べ無ければいけない、一つの大きなベッドという状態にせざるを得なかった。ウォースラは反対したが、言いくるめて節約を優先した。

砂漠の夜は、昼間の熱が嘘のように冷え込む。ラバナスタも、其れは変わらずに起きる自然の摂理だった。
「ウォースラ……」
体を清めて床についた夜、寒さに身震いし目の前の背に声をかけた。
「どうされましたか?」
振り返ろうとするウォースラの背に手を伸ばして、擦り寄った。
「暖かいわ……ウォースラ、私は子供の頃から、いつも貴方に頼り切りで、苦労ばかり掛けているわね。」
右手を背に添えて、左手を脇腹から胸にやり、抱き締めて囁いた。
「っ!殿下……お気になさらないで下さい。私には、これくらいの事しか出来ません。」
「ありがとう、ウォースラ。」
涙が滲んでしまう。堪えようとして息が乱れる。
「殿下……?」
「ふふ、ねえ……少し、もしもの話をしましょう。」
身動みじろぎするウォースラに抱き付いたままで、少し声を明るくした。
「もしも、ですか?」
ウォースラはそう言う話は好きじゃないだろうけれど、構わず続けた。
「そう……もしも、私も貴方も生きていられたままで、ダルマスカの国体を取り戻せた時の事を……少しだけ考えて欲しいの。」
そんな時が、そうそう簡単に訪れるとは思っていないし、何より達成するのに何年掛かるのだろう。
「……あなたは、即位なさるでしょう。俺、いや、私は其れを支えて、あの頃の様に在れたら……と。」
「その時にウォースラには私の隣に……あの頃よりも、近くに居て欲しいの。ねえ、お願い出来るかしら?」
ハッと息を飲む音がして、ウォースラは私の腕を外した。ベッドに上半身を起こし、私の事も起こして向き合った。
「アーシェ殿下……其れは、つまり、」
「もし、私達が国を取り戻し、私に結婚の自由のある未来があった時は、他の誰でもない、ウォースラに、貴方に夫になって欲しい。貴方さえ良ければ、お願いしたいの。」
目を見て想いを言葉に乗せる。
「私などで良いのでしたら、お受け致します、アーシェ殿下。」
この人なら、信じられる。私は其れを知っている。
「ありがとう、ウォースラ……」
膝立ちになり抱き付いてウォースラの肩に額を乗せて、体を預ける様に力を少し抜けば、支えるように背中にウォースラの腕が回った。顔を上げて、至近距離で見つめ合う。どちらとも無く、そのまま近づいて唇を合わせた。唇同士を合わせるだけのキスを、角度を変えながら繰り返すうちに、ウォースラの舌が私の唇をじ開けて歯列を撫でた。舌を絡めとられ、溢れた唾液が口角を伝った。唇が離れた時に、ウォースラのかいた胡座に跨り、首に両腕を回して自ら唇を合わせに行けば、背中に回った腕が腰から尻を撫で、そのまま尻の割れ目から、秘部へと指を這わせた。
下着の上からも分かる程の泥濘ぬかるみを、下着をずらしてグリグリと指が捻じ込まれ、粘質な水音が響いた。
「はあんっ!あ、ああっ!」
久しぶりの刺激に、体が酷く喜んでいるかの様に気持ちが良い。未だ考えられる内に、と衣服に手をかければ、察したウォースラに全てを取り去られて、彼も私も全てを曝け出していた。
勃ち上がったモノが粘膜に擦り付けられて、愛液が彼のモノに纏わりついて滑りを良くする。声が喘ぎとなって快感を伝えているけれど、段々ともどかしさが耐えられなくなって来て、切なくてウォースラに縋って懇願していた。
「もう、欲しいの……奥に、ウォースラの、入れて……おねがっ!」
「っく、入れますよ!」
「ひゃあああ!あっあっ!っうああっ、っ、きもちいい、ウォースラ!」
ベッドに縫い付けられ、身動き取れないままに、激しく打ち込まれる熱い杭に、ただただ快感に飲み込まれる。
もっと欲しい、溶け合って一つになれたら良いのに、と快楽の海に溺れながらボンヤリと思っていた。
「ああっ、好きよ、っウォースラ、っああ、好き……っあああ!」
「っ、殿下、っく!」
ウォースラが最奥で果て、引き抜こうとした刺激にすら感じて膣は収縮し締め付けていた。
「締め付けすぎです、っ、ふ」
「っはあ、ウォースラ、だって気持ち良いっ、あっああっ!っは!うあっ…あひっ、いい!ウォースラぁ…っ!」
その締め付けに堅さを取り戻したウォースラが再び膣奥に肉棒を沈めた。達したばかりの其処に抽送を繰り返されるだけで、体がびくびくと跳ねるのを止められない。イキ続けて苦しいのについて。
「っくぅ!そんなに締め付けられては……」
イっている中で容赦なく腰を打ち付けられ、目の前がチカチカした。既に嬌声は悲鳴に変わっている。
「ひぃ!あぐっ…うああ、うぉ、すら…っひああ!んひぃ!」
腰は勝手に振ってしまって、更なる快感に身を捩った。