人は、こんなにも単純な理由で、人を殺せるのか、と驚愕した。それは私だけでなく、父であるベリアルも同様に感じた事だった。今まで見てきた世界は私の方が少ないけれど、少なくとも、殺意を抱くには動機が弱いのではと新聞やニュースを見る度に思ってしまうのだ。
一日に平均して六件は起こる事件。その殆どが殺人である異常性。私達は課せられた調査と言う任務を行いながら、鍛錬を怠らず常に警戒して過ごした。
任務とは言うが、私達はべリアルの故郷である光の国から何もやらかさないかと言う緩いなりに、監視をされている状態になっている。
「お父さん、ランチ行こうよ。もうお腹空いちゃった。」
お昼過ぎの13時頃、名前は実父であるべリアル扮する名字