(HG)赤いゼラニウム

何故か輪廻転生なるものを経験し、私は7歳になった。しかも、生まれた時からイギリス暮らしだ。母が日本人で父がイギリス人って事でファーストネームは日本人名だけど、ファミリーネームはメリーソート。カタカナで書くと簡単なんだが当然英語で書かなきゃならない。凄く長いんだ、これが。Merrythoughtって書くの始めは苦手だった。しかもミドルネームがある。私が生まれる前に他界した曾祖母の名前らしい。フルネーム長いわーって思ってたら、入学許可証に有った校長のフルネームに飲んでたアッサム吹いた。私なんて序の口だったわ。しかし校長以外の肩書きって書く必要有る?書いてるって事はガチガチの権威主義の人なんだろうね。
この入学許可証が届く迄に、英語もバッチリになっていて本当に良かった。レポートとか授業って絶対に英語だからね、ついて行けなかったら滅茶苦茶恥ずかしいっつうね。何せ私のミドルネームであるガラテアを貰った曾祖母は、このホグワーツでDADA闇の魔術に対する防衛術を教えていたらしいから。私自身では無く、この曾祖母の影を通して私を見る人は残っているだろう事を思えば、見返してやらないとね。
父も祖父もそれぞれボーバトンだったからホグワーツには行っていないし、引き合いには出されないだろう。
まあ、なんつーか、父はボーバトンに行かせるつもりだったらしく、フランス語も覚えさせられて非常に疲れた。母の日本語に住んでるイギリスの英語にフランス語って、以前なら無理だったが今の私の脳は良く働いてくれている。けれど、フランス語がバッチリにはならなかった為にホグワーツに決まった様なものだから、ちょっとだけ悔しくもある。

曾祖母の遺した古い魔術書を始め、先祖代々集めていた各ジャンルの魔術書等を好き放題読める環境で過ごせているのは、自分が楽しくて良い。
ブリテン島の某所にある、暗い森に囲まれた館は、森ごと古くからの術によって守られている。