そして更に驚いたのは、家の内装が全く同じだって事。先祖代々集めていたと言う各ジャンルの魔術書等を好き放題読める環境で過ごせていた毎日は、自分が楽しくて好きだった。其れが無くなるのだと思っていたから余計に驚いたのだ。
本当に何もかもが同じで、違うのはイギリスの家はイギリスらしい館だったけれど、日本の家は藁葺き屋根に囲炉裏の有る完全に日本昔話の家と言うか、時代劇のお屋敷の様な家だった。
幸い、バスルームはイギリスに居た時と同じく、トイレ、バスタブ、シャワー、洗面台の有る広めのバスルームだった。この方が使いやすく掃除し易い。と言っても我が家は魔法使いの家系だから、掃除だって魔法を使う。何て便利!そう思った私は家事の魔法を率先して覚えた。
魔法使い家系にも、ノーマジ家系も氏神を祀っているところは多い。それらの存在は、きちんとお祀りしていれば護ってくれる。その守護は時として呪いだったが、基本的には守ってくれる。
名字家の場合、守護となっているのは長年蛇神様だ。けれど、長年守護となり信仰を集めた蛇神は既に蛟を経て龍神様となっている。けれど、それを知らぬ者達からの蛇神としての信仰も受け入れている。だから何も問題は無い。
そして元々は蛇だった事と既に龍となった事から、蛇年生まれと辰年生まれは龍神様の加護が大きい。その上、蛇、蛟、龍はどの段階でも水神としての存在故に其の信仰者には水の加護が程度の違いはあれど、付与されている。
私の場合は