親友と恋人 2
「僕と君の婚約をお祝い?君の友人がかい?其れは嬉しいな。」
ブルーノに伝えた友人達の嬉しい計画に彼はとても喜んでくれて、有希はホッとした。
「互いの恋人紹介も兼ねててね、予定が合えば連れて来る予定だよ。」
押しに押した結果では有るが自分を選んでくれた有希の友人と、その恋人となれば、どんな人物なのか少し気になった。
「どんな人達だろう。君は知っているかい?」
「友達の恋人は会った事が無いから、よく分からないよ。でも、伝承とかに詳しい由利子ちゃんの恋人は、凄く甘やかしてくれるんだって。由利子ちゃんとの相性は良いみたいで、健康的になってたな。」
「へえ、其れから?」
「彰子ちゃんの場合はね、本人は凄くお姉さんって感じがするしっかりした人なんだけど、男運が無いの。今度は歳下の後輩なんだって。騙されてないなら良いんだけど…。」
「その二人なんだね?」
「うん、そう。ずっと仲が良いから、紹介しておきたいな。」
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