好きの反対は、 1-2
獣人、人魚との付き合いで有り難い事の1つは、生理の3日前位から付き合いのある人達がみんな紳士になる事だろう。いや勿論、いつも結構なジェントルマンだと思うの。特に元の世界の同年代含めた多くの男性と比べてみたら、もう恐ろしく違う。初めの頃は「お、おう…」って思ってたレベルでさりげ無くジェントルマンなのだけれど、其れがもっと度合いを増すのである。キュンって来るわ。普段同じ男子にはオラオラ系なサバナクロー寮生のさり気ない紳士っぷり…奴等はNRCの王子様だと思う。レオナはガチの王子様だけどさ、そう言う意味じゃあ無くってね、D作品の男の子ってしゅごい…ってなったもの。

オクタヴィネル寮生の場合は、普段はインテリヤクザっぽいんだけども、やっぱりふとした瞬間のジェントルマンっぷりがキュンって来る。其れがやっぱり生理前から、気遣いの鬼になる。アズールとか歳下なんだけど、出来る上司感が普段から高いのに、更に増すからね。こう言う時はフロイドもふざけないでくれるから、もう良い子やな!ってなるよねー。

まあ、ディアソムニア寮生は、不思議くんばっかだからね…普段と変わらない。まあ紳士的である事には間違いは無いから、ちょっとズレてる気遣いでも可愛いなって思えちゃうんだよな…。

結局はみんなカッコよくて可愛くて最高かよ!!って友人達に時々、不整脈にされつつ助けてもらっているのだ。

1人じゃ寂しいなって時に良く訪れるのはサバナクロー寮なんだけれど、まあレオナとお昼寝になる率の高い事高い事。その時に雑学知識で知っていた、猫科の生き物の愛情表現を、口に出せない気持ちのままにぶつけてしまったら、スゴく狼狽うろたえてらっしゃったので、伝わってしまったらしい。
しかも「そんなに抱き付くな」と言われた時に寝惚けていた私は「だって私には尻尾が無いから…」って正直に言っちゃったのである。尻尾を巻き付けるって愛情表現の1つなのである。「っは…そうかよ。好きにしろ」何てほっぺ赤くしながら言われたらさあ!!もう落ちてたのに、もっと深くまで好きになっちゃうに決まってるじゃない。っはー…可愛いかよ!カッコよくて可愛い何て好きになっちゃうよ。

***

相変わらずホリデーは学園に残ったレオと来年は同じ学年である。分かってはいたけど。
「レオ、同じ学年だね」
とオンボロ寮の談話室でお茶を飲みながら話していた。座るのは隣同士である。キュン死にしそうです。レオナって女性名で気に食わない私は勝手にレオって呼んでる。文句言われた事は無いから続けております。
「あ?文句が有るのか?」
いや、其れよりも嬉しい事があるの。
「へへへ、違うんだなあ…同じ学年だから同じ授業を受けられるんだなって…同じクラスだったら嬉しいなあって思ってたんだ」
お願いします!同じクラスで!3-Aでお願いします!
「ああ、成る程な…ったく、可愛い事言ってくれるじゃねえか」
尻尾がするりと腕に巻き付いた。うあ!私も好き!すすすと近付いて、鼻チョンしちゃう。合った目線を逸らさないで、緩く瞬きしながら、そのままペロって鼻先を舐めて胸に額を擦り寄せた。大好き。

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アキは俺をレオと呼ぶ。他の誰にもされた事のない呼び名。特別なもの。異世界から来たらしい女子生徒は、何故かサバナクロー、オクタヴィネル、ディアソムニアの3つの寮の特性を持つ魂だと鏡は言った。だが、こいつの友好範囲を見ると間違いじゃあ無かったと分かる。こいつには人間の友人は、ディアソムニアのシルバーくらいしか居ない様に見える。後は皆、俺達獣人と人魚と妖精族だ。確かに知識が足りていない筈の、この世界で、あの忌々しいマレウス・ドラコニアに匹敵する成績を修め、その上で友好範囲にそいつが入っている。
の無いアキが1年半の時期を掛けて俺に、こんなにも愛情を向ける何て、思っちゃいなかった。初めは目が合った時にじっと見つめずに目を下に逸らしたアキに、ああ敵意が無いのかと思うだけだった。其れからしばらくは目線を逸らすばかりだったが、半年程で目が合う度に、アキがゆっくり瞬きする様になった。だから、俺を嫌いじゃないのか、と思うだけだった。
一年経つ頃には、オンボロ寮の修繕を少しずつ手伝ってやる程度には友人になっていた。
ある程度の修繕が済んでからは、オンボロ寮でお茶を飲む事も有った。そんな時に「レオナさんのお耳触って良いですか?」何て聞くから、珍しいのかと思って許可した。そしたら、手で撫でて、アイツは鼻先を耳の付け根…頭にまで摺り寄せて来た。幼い頃に、母上にしてもらった毛繕いを思い出して、動揺した。されるがままだった。いつの間にか、耳を唇で食まれる様にけれど柔らかく咥えている事に気付いた時に、やっと思い出した。コイツは獣人じゃあ無いのに、俺やサバナクロー寮生に目線や行動だけで、友好を示しているけれど、口には出さないと。
そして「此処までするの、レオナさんが初めて」何て柔らかく言うものだから「さん、何て付けなくて良い」と言っていた。

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2020/08/08
2/5
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