好みのタイプ
ある日のランチタイム、偶然にもレオナやマレウスと言った普段は寮で食事を済ましたり、サンドイッチとかパンで済ます様な者も勢揃いの中、珍しく監督生とアキが一緒に居た。
何でも監督生がアキに聞きたい事が有るとか…。
「アキさんは、どんな人がタイプなんですか?」
「え?ああ、恋話?ふふ、良いわよ。そうねえ…ポイントが一番高いのは、人間じゃない事かな」
「え?どう言う意味ですか?」
「分かりやすく言うと、獣人とか人魚に妖精とか…その辺かなあ…って言ってもねえ、私の仲良いのがその分類の殿方しか居ないのよね」
「本当ですか?」
「ええ。まあ理由は分からないでも無いし、みんなの事が大好きだから、此れが良いのよ」
「マジっすか?!」
「マジよ。ちなみに振り回されても天然くんを愛でたいならディアソムニアは楽しい人達よ。マレウスなんてめちゃくちゃ可愛いのよー。ま、彼の場合は此方が彼らを置いて逝ってしまうから友人としても辛いけれどね、可愛いのは確かよ」
「ウッソー!ツノ太郎が?」
「そう、私の事はハムスターくらいにしか思ってないのが分かる人外感にキュンって来るわよ」
「ちょっと分からないっすね」
「そう?まあ良いじゃ無い」
「じゃあ、オクタヴィネルは?」
「ああ、彼らも可愛いわね。女の子には紳士だし、何より人魚姿も案外好きなのよ。鱗の有る人も無い人も…見た事のある人達は格好良くて可愛くて、泳ぐ姿もとても素敵だったわ。時々歌を聞かせてもらうけれど、上手だし癒されるわよ。レディースウィークも良く気遣ってくれるし」
「後半は魅力的っすなー」
「でしょう?でもね、私の一推しはサバナクローよ」
「え?マジっすか?」
「ええ?普段からとても紳士なのに、レディースウィークとなれば、もう!拍車がかかって紳士!だから結婚するならおすすめはサバナクローだわ…普段は男に対してオラオラしてるけど、あ、今ちょっと助けが欲しいなって思っていたら、通りがかりでも助けてくれるのよ。一番のプリンスよ。」
「御伽話みたいな?」
「いやいや、あんなのと一緒にしちゃいけないわ。普段から然りげ無く助けてくれて、それが当然の事の様に、助けてくれたらサッと日常に戻って行くの。キュンってなるわ。」
「あ、そう言えば、私もあったな!」
「でしょう!其れにね、私はあの耳と尻尾も大好きなの…何も言わなくても、私が親愛の挨拶したら同じように返してくれるところも大好き。何も産んで無いのに母性すらわいて来て、気づいたら入り浸ってる…もう私はあの群の1人だと思ってるわ」
「じゃあ、好きな人とかは?」
「あれ?知らなかったかしら?」
「聞いてないっすよ?」
「私、レオナさんのものだけど?」
「はい?」
「ん?えっと…付き合って1年くらい経ってるわよ?サバナクローとオクタヴィネル、ディアソムニアでは公然の事実ですが?」
「本当?」
「ええ。惚気なら幾らでも出ますが?」
「うそ?」
「強くて、優しくて、カッコよくて、可愛くて、声も顔も好みだし、色々と自分本位じゃないし、気がきいて、私を大切にしてくれて、雰囲気大切にしてくれるし、邪険にしないし、甘えさせてくれて、何より愛してくれてる。」
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