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学園のパンフレット的な冊子を貰った頃には、12時だった。取り敢えず寮内の設備を一通り使える様にして貰ったお陰で、寝る準備は出来たけれど、明日の為にノーパンにノーブラで、誰が譲ってくれたのか分からないワイシャツをパジャマ状態にして、冊子を読んだ。しかし、社会人で英語も使う、海外出張有りな仕事で良かった。この世界ってやっぱり英語だ。下着は石鹸で手洗いして風通りの良さそうな所に干してある。
学園長は明日の事はまた説明に来ると言っていたので、学園の地図だけを確認していた。なんとなく分かった時点で寝た。でないと体も気力も、もたない気がしたから。
ゴーストは、まあ吃驚はしたけれど、ジャパニーズホラーよりは怖く無かったので、吃驚しつつも挨拶してシャワーを浴びていたら、居なくなっていた。

朝は緊張からか、ピッタリ6時起床だった。古びた壁掛け時計の時間は、あれでもズレは無い魔法が掛かっているらしい。
下着(ブラとパンツとキャミソール)は乾いてくれていてホッとした。さっさと下着を身に着ける。
ワンピース状態のワイシャツから制服のスラックスと黒いワイシャツを着て、頂いたバスケットの中に有った白黒ストライプの歯ブラシ、歯ブラシと同じラインナップらしい歯磨き粉、ペルシャっぽい猫ちゃんイラストのコップは、昨日使ったままに洗面台に置いていたので、其れで歯を磨いた。
洗顔料のミニチューブ、折り畳みの櫛とヘアオイルのミニボトルもバスタブの縁に置きっぱなしだった物を取りに行き(と言っても、同じバスルーム内だ)、洗面台に戻り身嗜みを整えた。
朝食は、バスケットに有ったシリアルとミネラルウォーターを頂いた。本当に有り難い。
そして再び歯磨きして、バスケットに有った化粧品でスキンケアと、軽めの化粧をした。
基礎化粧品から、ファンデもアイメイクもリップも何もかもが、メーカーやライン関係無くバラバラでは有るが、一通り入れてくれているのが嬉しかった。
まあ、この世界のメーカーとかサッパリ分からないのだけど。其れでも良い物だな、と分かる心地良い使い心地に少し癒されていた。

8時頃、ノックの音がして、読んでいたパンフレットをローテーブルに置いて、玄関へ向かう。

「おはよう御座います。アキさん。良く眠れましたか?」

「おはよう御座います、学園長。緊張して余り眠れませんでした。」

「おや、繊細ですね。まあ、其れが普通でしょう。取り敢えず、今後についてのお話をしましょう。」

昨日、話した何らかの援助なるものは、職員会議にて早めに決めたい為、今から幾つかの質問に答えて欲しいとの事だった。
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