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Florence Peitho Merrythought
フローレンス・ペイト・メリーソート
愛称 友人:Flo(フロー)、特に親密:Florrie(フローリー)
杖:木材は杉、芯材はドラゴンの心臓の琴線。25センチ。
杉:真実、物事を見極める能力を持つ杖。忠誠心が高く、愛する者を全力で守る人。
ドラゴンの心臓の琴線:派手な魔法を繰り出し易い。闇の魔法に与し易いが、芯材自ら、と言う訳では無い。気紛れで事故を起こし易い。忠誠心は常に現在の所有者にある。
***
フローレンス・メリーソートは、片想い相手を亡くした戦いで、気落ちしたままに戦い、これは死んだと諦めた。けれど、フローレンスは目を覚ました。騒がしい声に起こされての目覚めだった。
何だか大きな猫の様な変な喋る生物に、追剥されそうになって、魔法で防御したり炎を水の魔法で消火したり、その生物からの聴取が済んで居ないままに死なせない様に気を付けつつ、その場で対応していた。
「何をしているんですか!?懐いていない使い魔は連れて来てはいけませんよ。」
暴れる生物を鞭で絡め取った仮面の男に、そう言われて不服に感じて言い返していた。
「知らない生き物ですね。ここの飼育生物かと思っていました。」
「おや、でしたら追い出しておきましょう…あ!こら、待ちなさい!…ああ、あなたも此方へ来て下さい!」
逃げ出し、隣室にまで駆け込んで行った生物を彼は追い掛けつつ、フローレンスにも入室を促した。
隣室には大勢の同じ衣装の者達が居た。良く見れば自分も同じ姿だと気付きはしたが、女が居ないと言う事には、この人混みでは流石に気付けなかった。
二人掛かりでその生物を捕らえて、変わった魔法で追い出すのを見て、派手で開発者の自意識が強く表されたかの様な魔法だと、何となく思った。
「さあ、あなたが最後です。鏡の前に立って。」
その空気感は7年以上前に経験した組み分けに似ている。けれど、あれは学校側が新入生のリストを読み上げて、皆の前で帽子を被るものだった。けれど、入学の儀式だとは限らないだろう。取り敢えずは従って置こうと鏡の前に立った。
「汝の名を答えよ」
「フローレンス・メリーソート」
「汝の魂の形を見せよ」
魂の形とは何だろうか。
「汝の魂の形は……分からぬ」
「ええ?ですが、魔法使ってましたよね?」
魂の形、とは魔力の有無に関係するのだろう。そう問われて、見られている以上は、此処で隠すのは得策では無さそうだと判断した。
「ええ。あの、其れは良いのですけれど、此処は何処でしょう?」
「転移魔法の記憶の混濁でしょう。良くある事です。此処はナイトレイブンカレッジ。闇の鏡によって選ばれた者だけが入学出来る、ツイステッドワンダーランドきっての魔法士養成学校です。」
聞いた事もない場所だ。其れ以前に再びの入学は流石に御免被りたい。
「ええと、入学案内の様なものは来ていませんでしたけど……其れ以前に、私……死んだとばかり思っていたのですが、違ったのですね」
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